渡辺明九段、NHK番組質問に苦言「それだけ?」「聞かないんだ?」 藤井聡太特集、物議態度は「機嫌悪かったから」

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「ウケ狙いではなく機嫌が悪かった」

   番組最後の渡辺さんの態度について、インターネット上では「『今後藤井八冠とどのように戦っていきますか?』の問いに対して『さぁ?』と答える渡辺センセ、流石過ぎるwwwww」「わろた。こういうとこ正直で好きよ」など、笑いをもって受け止めている将棋ファンらが目立った。

   渡辺さんは10月18日、Xで「昨日の番組最後でまともに答えなかったのはウケ狙いではなく機嫌が悪かったからです」と切り出し、

「どれだけ答えようが、もらうお金は変わらないので別にいいんですけど、質問、それだけ?もっと話せたのにな、竜王戦の展望だって、第1局を自分は3日間現場で見てるのに聞かないんだ?そもそも、そのこと自体把握してんの?という思いが残りました」

と、番組への率直な思いを明かした。

   さらに、本来は10月16日生放送だった「クロ現」が緊急地震速報で中断し、収録に切り替えて翌17日放送だったこと、また「朝に人間ドックを受けていて、、、(お察しください笑)」ということから「機嫌が悪いのを制御できなくなりました」とも明かし、「もうタイトル保持者っていう王様のような立場でもないのにプライドは高くてめんどーなやつでしょw」と自虐した。

   「事前にリモートでもいいから打ち合わせの時間を取ってくれと言われた時に『いや、僕は生放送いきなりでもできるんで必要ないです』と断った自分も悪かったし」との反省も見せつつ、「ちなみに番組進行で誰に何を聞くかは制作側が決めていて、アナウンサーはそれを遂行するのみなので、責められるべきではない」と、桑子アナへの苛立ちはないことを表明していた。

   渡辺さんあてには「渡辺氏への礼儀、敬意が足りない番組だと、将棋素人のわたしでも感じた。最後の方は本当に不躾な質問が続いたように思う」など、擁護のコメントも寄せられたが、

「えぇ...番組の内容自体は微妙だったし、失礼な点もあったからなぁと思っていたけど、事前の打ち合わせ断ってこれは...将棋番組じゃないんだから打ち合わせしないと制作側はどうすりゃ良いのよ...」
「色々ご事情があったとは思いますし、NHK側の渡辺九段への敬意に欠ける構成もどうかも思いましたが、もう少し、楽しみに番組を見ていた視聴者への印象も、考えて欲しかったです 藤井八冠がいかに、お疲れの中でも取材対応で言葉を慎重に選ばれているか、全ては将棋界の発展や普及のためですよ?」

と、批判的な意見も書き込まれた。

   渡辺さんは18日夜に改めて

「たくさんの励まし、ご意見、ありがとうございました。自分が怒りやすいこと、面倒なやつであることを改めて自覚しました。今後は周りに迷惑をかけないように心掛けて、受けた仕事は誠心誠意、取り組みたいと思います」

と投稿した。

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