懲罰交代の龍空に中日OB苦言 「もったいない」「次に良い選手を取ってきたら忘れられる可能性がある」

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   プロ野球中日、横浜、楽天でプレーした野球解説者の中村武志氏(56)が2023年10月17日に公開したユーチューブ動画で、中日・龍空内野手(20)に苦言を呈した。龍空は11日に行われた「みやざきフェニックスリーグ」の独立リーグ選抜戦で怠慢な態度を見せたとして3回に懲罰交代させられた。

   龍空は20年ドラフト会議で中日から3位指名されて入団。ルーキーイヤーの21年は9試合に出場して2安打。22年は終盤にショートに定着し、62試合に出場し打率.248を記録した。今季は114試合に出場したが、打率.187と打撃が振るわなかった。

  • 中日の本拠地バンテリンドーム
    中日の本拠地バンテリンドーム
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「レギュラーとしての素材があるのでもったいない」

   中村氏は龍空のプレーについて「本人はどう思っているか分からないがちょっと雑に見えたり怠慢に見えたりするところがある」とし、「その時言われて(注意されて)『はい、分かりました』と言ってもどこかでまた出ると思います。小さい時から野球をやってきた環境なのでよほど自分が意識しないと」と語った。

   一方で龍空の実力を高く評価しており「レギュラーとしての素材があるのでもったいない」とした。

   中村氏は龍空と同じ高卒で、中日で15年間プレーした後、横浜、楽天と渡り歩いた。計19年間プロでプレーし、現役引退後は中日やロッテなどでコーチを務めた。長いプロ野球生活での経験を元に龍空の野球に取り組む姿勢に苦言を呈した。

   「打つ、守る、走るよりも大事なのは野球に対する姿勢が首脳陣に認められること。打っている時は良いけども、ちょっと打てなくなったり2軍に落とされるとお声がかからない。野球に対する姿勢が良い選手は、1軍の選手が調子を落とした場合、1番最初に声がかかる」と説明し、「去年よりは今年の方が結果的にエラーも多いし雑と思うプレーも多い。今回、片岡(篤史2軍監督)さんが怒ったというのは龍空にとってかなりマイナスだと思う。イメージ的に。次に良い選手を取ってきたら忘れられる可能性がある」と指摘した。

   そして「我々の時代は、良いことも悪いことも言われるのはレギュラーになれる可能性があるから。なければ誰も何も言わない。そういう点では、良いことも悪いことも本人が上手く理解して。言われている時はみんなが期待していると思う」と気遣った。

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