藤井聡太8冠の経済効果は35億円 キムタク「信長」150億、大谷翔平458億のすごさ

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木村さんは「ぎふ信長まつり」のみ

   宮本名誉教授はほかにも、近年活躍するアスリートや芸能人による経済効果も調べている。それぞれ、藤井8冠のものと比べて条件は微妙に異なるが以下、同教授による詳しい調査資料を引用しよう。

   大リーグ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手。2022年の経済効果を宮本名誉教授は、約457億941万円と推定した(同年10月6日発表)。なお、この調査は同年のエンゼルスのシーズン開始から終了までを推計している。

   米国での本拠地やビジターでの試合の観客動員が増えたことや、日本向けの放映権収入などを合算して約194億6176万円。日本国内における応援グッズやツアーの売り上げで約17億程度など、全て合計して約457億円という。

   宮本名誉教授は、日本のプロ野球球団と比較。「阪神が2005年に優勝した時の経済効果は643億円(宮本研究室)、2007年の巨人の時は640億円(評論家平野和之氏)、2015年のソフトバンクの時は403億円(福岡県調査統計課)であったことから考えれば、大谷選手一人で約457億円の経済効果をもたらすことになれば、いかに大谷選手が偉大な選手であるかということがわかるであろう」としている。

   俳優・木村拓哉さんが織田信長に扮して、「ぎふ信長まつり」に参加した2022年。この経済効果は約150億2412万円と、宮本名誉教授は推計した(同年11月14日発表)。これは、「ぎふ信長まつり」の経済効果のみを対象としている。

   この年、3年ぶりの開催だった「ぎふ信長まつり」には木村さんや、俳優の伊藤英明さんが騎馬武者行列に参加。2日間の人出は、過去最高の62万人となった。宮本名誉教授は「事実、『信長公騎馬武者行列』には観覧者をネットで募集すると、定員1万5000人に対して、全国から96万6555人の応募があった。これは、岐阜市の人口約40万3000人の2倍以上の応募であった」と報告書に書いている。

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