「婚活」後押しする行政の取り組み パーティーにAI...コロナ禍を経て支援の形は今

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コロナ禍でも地道に続けた「地域の仲人さん」

   地域に密着した結婚相談を無料で、しかもコロナ禍の際も工夫して続けてきた自治体もある。「婚活おせっかいマスター」を展開する、兵庫県丹波市だ。

   取り組みのスタートは2016年。市認定のボランティアである「婚活おせっかいマスター」が、月数回開かれる個別相談会で結婚の相談に乗る。このほか、男女の交流会をセッティングしたり、相性のよさそうな登録者の男女がお見合いする機会をつくったりと、「地域の仲人さん」のような取り組みを地道に続けてきた。

   丹波市子育て支援課によると、「おせっかいマイスター」は現在7人。コロナ禍でも、規模を抑えた3対3の茶話会を行うなど取り組みを続けてきたことで、2020年に30人だった結婚相談登録者も、現在は48人となっている。

   課題には「会員(登録者)の男性の割合が高く、女性が低い。お見合いの回数に限りがあるため、場合によっては民間マッチングサイトを併用してもらうこともある」と男女のアンバランスが課題になっているようだ。

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