40代以下「アサヒ」50代以上「キリン」 「ビール」で思い浮かぶブランドが年代で違うワケ

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

「おいしさ」に向き合い続けてきたキリン

   キリンホールディングス(東京都中野区)にも話を聞いた。シニア世代への認知度が高かったことについて、広報担当者は「キリンビールが大切にする本質価値である『おいしさ』に向き合い続けてきていることに、お客様も気づいていただけている結果ではないでしょうか」と話す。

   もっとも、「おいしさ」に向き合い続けるべく、若い世代に向けた取り組みにも力を入れているという。

「取り組みを強化している『SPRING VALLEY』などで、クラフトビールの新たなおいしさや楽しみ方をみなさんに提案しています。特に、2023年10月10日発売の『一番搾り やわらか仕立て』では、ビールのライトユーザーがビールへの向き合い方を変えてもらうことを目的として販売する商品。新商品などを通じてビールと距離のある方々にも、手に取っていただける機会をこれからもつくっていきたい」(広報担当者)

   なお、産経リサーチ&データの「ビールに関するアンケート」は2023年9月20日~26日、産経リサーチ&データのアンケートサイト「くらするーむ」の会員を活用したインターネット調査を行い、2147人の有効回答を集めた。

1 2 3
姉妹サイト