「古い曲だから安上がりとは必ずしも言えません」
そのうえで、高堀氏は選曲方法について、「当時のセールスだけでなく、カラオケの利用回数も参考にする」と説明する。
ちなみに、その使用料については、「使用料について説明します。多くの曲を管理する一般社団法人日本音楽著作権協(JASRAC)の作品をCMで利用する場合、2種類の使用料が発生します」とのことだ。
また、その内訳として、
「コマーシャル放送使用料は、全作品一律の料金で作品ごとに変わることはありません。コマーシャル放送用録音使用料は、作品の著作権者が、直接指定する金額となります」
と解説する。ところで、素朴な疑問で、こうした「替え歌」などは、制作費の抑制になるものなのだろうか――。
「古い曲だから安上がりとは必ずしも言えません。また、新しい曲は大半がタイアップです。アーティスト側は新曲を売りたいので、CMに使って欲しく、比較的安価で使用を許可します」
高堀氏は、そう話していた。
(J-CASTニュースBiz編集部 坂下朋永)