「選手との距離感が非常にうまい」 巨人退団のコーチを敵首脳絶賛...「他球団から打診来ても不思議じゃない」

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   巨人が2023年10月12日、元木大介作戦兼内野守備コーチが今季限りで退任することを発表した。

   今オフに巨人を退任するコーチは、大久保博元打撃チーフコーチ、阿波野秀幸投手チーフコーチ、小笠原道大3軍打撃コーチ、石井昭男巡回打撃コーチに続いて5人目となる。

  • 元木大介氏(写真:AP/アフロ)
    元木大介氏(写真:AP/アフロ)
  • 元木大介氏(写真:AP/アフロ)

「選手たちからの人望が厚い」

   元木氏は自身のSNSを更新し、「5年間ジャイアンツのユニフォームの袖を通して、チームのみんなと戦って来た事は本当に幸せでした 当然、大変な事もいっぱいあり でもリーグ優勝もさせてもらって選手に感謝です」と思いを綴った。

   元木氏は05年に現役引退後、主にタレントとして活動していたが、19年に1軍内野守備兼打撃コーチに就任。20、21年に1軍ヘッドコーチ、昨年は1軍ヘッド兼オフェンスチーフコーチ、今季は1軍作戦兼内野守備コーチを歴任した。19、20年のリーグ連覇をサポートするなど貢献度は非常に高かった。

   他球団の首脳陣は、「元木さんは選手との距離感が非常にうまい。裏表のない性格で冗談を交えて心を開かせる一方で、怠慢プレーには声を張り上げて注意する姿を見てきた。主力選手のみならず、1、2軍で当落線上の選手たちからの人望が厚い。そんな指導者はなかなかいません。有能なので他球団からコーチで打診が来ても不思議ではない」と高く評価する。

   タレントからコーチに転身した際は指導者としての資質に懐疑的な見方が少なくなかったが、5年の月日を経てその評価を見事に覆した。

   今後の去就は未定だが、まだ51歳と若い。多くの野球ファンは、ユニフォームを着て選手を指導する元木氏の姿を見たいのではないだろうか。(中町顕吾)

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