風俗求人宣伝「バニラカー」プラモ化に困惑の声 販売は老舗模型メーカー、「とてもキュートな存在です」

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   性風俗店などを主に紹介する求人情報サイト「高収入求人情報バニラ」の広告宣伝カー(バニラカー)のプラモデルが、模型メーカーから発売されると発表され、物議を醸している。

   バニラカーが表立って町中を走行することに対しては、かねてから批判があがっていた。今回の発表には「モラルがない」などと問題視する声が多く寄せられている。

  • バニラカー(アオシマ公式サイトより)
    バニラカー(アオシマ公式サイトより)
  • バニラカー(アオシマ公式サイトより)

「LED照明付きで登場します」

   問題となっている商品は、1924年創業で模型や教材などを手掛ける「青島文化教材社」(アオシマ)が販売する。9月中旬に告知され、ヤフーショッピング限定で24年2月から売り出す。

   商品ページでは、次のように紹介されている。バニラカーが何を宣伝するために走行しているかの説明は書かれていない。年齢制限はないとみられる。

「繁華街を走り抜ける宣伝トラック、インパクトのあるデザインと共に軽快な音楽とキャッチフレーズで、一度遭遇したらまた会いたくなるとてもキュートな存在です」
「もっと稼ぎたい!!お金超大好き!!の宣伝文句で有名な『高収入求人情報バニラ』宣伝カーの1/32プラモデル!今度は音声ユニットと荷台のLED照明付きで登場します」

   ヤフーショッピングではすでに予約を受け付けており、「模型、プラモデル」ランキングで1位(10月13日時点)となっている。同社は18年にもバニラカーのプラモデルを販売しており、今回はより忠実に再現した格好だ。

   ツイッター(X)では、「流石はアオシマ」「すごいセンス」と好意的な声がある一方で、「未成年には売らないよね?」「モラルがない」「こうやって消費していいものではない」「バニラカーの意図を知らずに買う人もいるのでは」などといった批判の声があがっている。

   以前よりバニラカーが大々的に走行することには「倫理観に欠ける」などと否定的な声が多くあがっていた。4月には、東京都が広告宣伝車のデザインについて、「子どもたちへの影響や事故の発生を心配する声」が都民から届いているとして、規制のあり方を検討すると発表している。

   J-CASTニュースは、青島文化教材社に販売の狙いや批判への受け止めなどを質したが、期限までに回答は得られなかった。

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