「大城のリードに遊び心ができると思います」
捕手出身の阿部監督が直接指導に当たることで、捕手のレベルアップが見込めるという。来季は捕手出身監督ならではの「色」が出るだろうとした。
「来季は大城選手に『お前に任せるぞ』という場面が増えるでしょう。その分キャッチャーはやりがいを含めて自由が利くようになる。キャッチャーはバッターとの駆け引きなので、監督が結果論でどうこう言うとあまり大胆なことができなくなってしまう。キャッチャーとしてのポジションが確立していると大胆な配球が認められる。失敗した時でも周りが納得できるポジション。認められるかどうかが大事になってくる。来季はキャッチャー出身の阿部監督だからこそ大城選手のリードに遊び心ができると思います」
さらに「キャッチャー出身だからこそ分かる視点、見えるもがある」とし、次のように持論を展開した。
「今シーズンは阿部監督が大城選手に注意を促すことに原監督の理解を得られないこともあったと思います。言いたくても言えなかったことがあったはず。大城選手が原監督に怒られている時も『それは違う』と思ったことがあったと思います。今まで我慢していたことや伝えられなかったものを周りに遠慮することなく直接伝えられるということは大城選手にとって大きなプラスになると思います」
スポーツ紙などの報道によると、巨人は阿部監督と3年契約を結び、背番号は原辰徳前監督(65)と同じ「83番」に決定した。