中国が日本の水産物禁輸を続けており、国内の漁業者は打撃を受けている。特に影響が大きいホタテの消費拡大を促進しようと、居酒屋チェーンのワタミやセブン-イレブン・ジャパン、官庁の食堂運営受託会社がキャンペーンに乗り出した。
在庫が余ってしまっているホタテの消費を増やす意気込みだ。
大ぶりのホタテ1トンを使う
「ワタミ」(東京都大田区)は9月11~9月20日、水産企業と連携してグループ店の「ミライザカ」「鳥メロ」の全国116店舗で、新しいホタテメニューのキャンペーンを開催した。
「ホタテのカルパッチョ」(税込548円)、「ホタテのガーリックバターステーキ」(同768円)、「ホタテのっけ寿司」(同768円)など。ミライザカと鳥メロ各店で、4種ずつのホタテ新メニューが並んだ。
ワタミの広報はJ-CASTニュースBizの取材に対して、「水産業者から中国に出荷する予定だった大ぶりのホタテ1トンを使ったキャンペーンでした。おすすめメニューとして提供し、お客様からも好評をいただきました」と話した。
なお10月23日から、第二弾キャンペーンを同じグループ店舗で実施予定だ。広報は「ホタテ業者の在庫増が苦しいということで、今回もホタテのキャンペーンとなります。9月のキャンペーンで好評だったメニューに新メニューも加えて、提供する予定」と答えた。