2024年卒就活生「内定まだ」1割の調査結果 今も続く採用活動「つまずきポイント」探せ

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まだ頑張る学生へのアドバイス

   J-CASTニュースBiz編集部は、調査を実施したリクルート就職みらい研究所の栗田貴祥所長に話を聞いた。

――まだ、進路が確定していない大学生が必死に頑張っています。どういうことに気をつけていけばよいでしょうか。

栗田貴祥さん まだ、進路が決まっていない学生のかたは、これまでの就職活動のどこかに「つまずきポイント」があるはずです。まず、その「つまずきポイント」を明らかにしましょう。

まだまだ多くの企業が採用活動を行っています。周囲の学生と比べるのではなく、自分のペースで、納得感のある就職活動を行っていただきたいと思います。「つまずきポイント」を明らかにして対策を練っていく際には、以下の2点に取り組んでみてください。

(1)まずは、自身の志望先について検証してみましょう。社会人になるということは、これまでのイチ消費者の立場から、価値を作り提供する立場に変わります。自身の志望先が、自分のやりたいことだけではなく、自分の強みが生かせる仕事として、相手に納得感を持って伝えられるストーリーになっているかが重要です。

志望先が自分の強みや、自分らしさにフィットしていなかった場合は、志望先の選社基準の見直しを図り、自分の強みが生かせる業界や企業に再挑戦してみること。志望先は自分の強みにフィットしているが、伝え方でつまずいている場合は、うまくいっていない原因を分析し、伝え方を改善しましょう。

(2)以上のことを自分だけで行うのではなく、キャリアセンターなど、第三者に相談して、客観的な視点を取り入れながら改善していきましょう。

――焦らず、冷静にこれまでの就職活動を反省することが大切ですね。ところで、進路が確定した大学生ですが、来年(2024年)4月の入社前に今後の社会人人生のために、何か勉強しておく必要がありますか。

栗田さん 勉強もとてもよいことだと思いますが、入社までは、いかに残りの学生生活を充実させるかに注力するのがよいと思います。

学生時代のいろいろな体験が、社会に出た際のヒントになることも多いと思います。充実した学生生活を満喫してください。
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