高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ
岸田首相の対応はいかがなものか...ハマスの攻撃めぐる投稿、浮き彫りになった「欧米との違い」

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   2023年10月7日にハマスが急襲し、イスラエルは戦争状態と表現した。ハマスが大規模なミサイル攻撃をし、複数の箇所でイスラエル領内に侵入した。イスラエルは不意を突かれて今後は猛烈な報復に出るだろう。

  • 岸田文雄首相
    岸田文雄首相
  • 岸田文雄首相のX(@kishida230)より
    岸田文雄首相のX(@kishida230)より
  • 岸田文雄首相
  • 岸田文雄首相のX(@kishida230)より

テロ行為として理解すべき

   まず、ハマス、パレスチナの関係を整理しておこう。

   ハマスはテロ組織でイスラエル殲滅を目標としているが、パレスチナを代表としていない。ハマスはガザを実効支配しパレスチナ人を抑圧している。

   パレスチナはイスラエルと長い間争っているが、第一次世界大戦中に秘密協定を結んだ英国がアラブ人にもユダヤ人にも独立国家建設を約束した「二枚舌」による。

   アラブ諸国は心情的にパレスチナを応援している。だだし、イスラエルとサウジアラビアの宥和路線のように、ここ数年イスラエルとアラブ諸国は急速に関係改善が進んでいる。ハマスはこの宥和路線を苦々しく思っている。

   今回のハマスの急襲は、歴史問題というよりテロ行為として理解すべきだ。平和的な音楽祭を襲い、欧米人を含む多くの人を惨殺し人質にしたことからも、今回が単なるテロ行為であることを明白に示している。

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