2023年10月2日に開いた記者会見で、指名を避けるべき記者らの名前や写真、座席の位置などを載せた「NGリスト」があった問題について、ジャニーズ事務所は10月10日に公式サイトで調査結果を発表した。これに対し、元大阪市長の弁護士、橋下徹氏がXで私見を述べている。
「コンサルや担当弁護士、顧問法律事務所をクビにしないと」
ジャニーズ事務所は発表の中で、
「10月2日は都内のホテル等では企業の内定式が多く開催されており、記者会見会場の決定に難航した結果フォーシーズンズホテル東京大手町を会見場所として確保できたものの、事前の会場設営やリハーサル、後片付け等の時間を踏まえると、会見時間としては2時間程度しか確保できなかった。そのこともあって、記者会見運営を担うFTIとしては、限られた時間内で、ジャニーズ事務所に再発防止策等を説明させるとともに、ヤジ等の不規則発言等により質疑応答の進行が無用に妨げられることなく、できるだけ多くの記者からの質疑に十分に回答できるようにする必要があった」
と、「NGリスト」と、優先的に指名する記者が掲載された「指名リスト」が作られた背景を説明した。
橋下氏は10月10日、この発表を報じたインターネット記事を引用し
「会見に時間制限があるのは通常。であれば事前に質問を募って当日に一括回答してから個別質疑に応じるべきだった。コンサル、担当弁護士、顧問法律事務所の力量不足」
と問題点を指摘した。
さらに10月11日には、
「写真あり指名リストは、記者会見の直前に会場で、FTI担当者にて、ジャニーズ事務所や西村あさひ(法律事務所・外国法共同事業)の了解をとらないまま、独断で作成して共有したものであった。(中略)ジャニーズ事務所も西村あさひも、写真あり指名リストの作成・共有などには一切関与していない」
との発表を取り上げたインターネット記事とともに
「関与がなくても残念ながら社長、副社長に責任はある。それがタレントとは違う経営者の責任。もし自分たちに責任がないというならコンサルや担当弁護士、顧問法律事務所をクビにしないと」
「今のコンサルや弁護士たちをクビにして損害賠償請求でもしない限り、コンサルや弁護士たちの行為を全て認めたと思われてしまうのが社長、副社長というもの」
と持論を投稿した。