ファミリーキャンパーYouTuber・ブロガーとして活動する「サリーさん」こと濱屋理沙さんが2023年10月10日に公開した動画で、6月に就任したワークマンの社外取締役に関する裏話を明かした。
「郊外で一人暮らしなら可能な金額」
サリーさんは「二児の母キャンパー」として、YouTubeやブログでキャンプ情報を発信しているインフルエンサーだ。ワークマン商品のキャンプでの活用方法などを発信したことがきっかけで、ワークマンのアンバサダー第1号に就任。商品開発などに携わってきた。
23年6月29日の株主総会の承認を経て、ワークマンの社外取締役に就任している。
サリーさんが社外取締役としての報酬などについて明かしたのは、「登録者5万人のYouTubeの収益、ワークマン社外取締役報酬などの収入についてお話します」と題した10月10日の動画だ。
サリーさんの動画は登録者数に対して閲覧者が多いといい、YouTubeの収益についてこう明かした。
「(メインチャンネルとサブチャンネルを)両方足すと、4人家族が食べていくにはもう全然。ちょっとかなり厳しいっていうのが現状ですけど。例えば一人暮らしだったら全然、生活は贅沢をしなければしていけるぐらいの収益感ですね」
テロップでも「郊外で一人暮らしなら可能な金額」とするも、「これで4人暮らしはとても無理な金額です」と明かした。
「役員の報酬、すごそう」と期待するも...
ワークマンの社外取締役としては、「会社のことを知ることが大事だなぁと思ったので、週2?3ぐらいで出社はしてます」という。上野にあるオフィスのフリースペースに座り、社員とコミュニケーションを取りながら仕事を進めているという。
就任発表後、視聴者から「サリーさん、億万長者じゃないですか!?」などと報酬に関するコメントが寄せられたりしたほか、自身でも「役員の報酬、すごそう」と期待感があったという。
しかし、サリーさんは「私あくまで社外で、しかも1年目なので。ワークマンの中の会社法で1年目はもう一律この値段よ、って決まってるんですよ」と、あくまでも勤続1年目として設定された社外取締役としての報酬を支給されているという。
具体的な金額については「これもね、今本当にYouTubeの収益と同じぐらいの額です。なので一人暮らしだったらなんとか暮らせるとは思うんだけども、4人で生活していこうと思うととてもじゃないけどちょっと無理な金額っていうのが役員報酬です」と明かした。
「正直ね、今YouTubeと役員報酬だけでは、ちょっと4人家族でやっていくのは(難しい)。ちょっと貯金もできないような感じではあります。それだけではね」と語っている。