「同じような戦い方をしたら変わらないなと思われる」
亀田はスーパーバンタム級時代にWBAの1位にランクされ、WBAから同級2位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と挑戦者決定戦を行うよう指令が下っていた。ところが亀田陣営はこれに応じず、1階級上のフェザー級に転向する意向を示した。ドラミニ戦がフェザー級初戦だった。
スポーツ紙などの報道によると、亀田はフェザー級の世界王者を目指し、将来的にWBC・WBO世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋、30)がフェザー級に階級を上げてきた際に対戦する青写真を描いていたという。今回の敗戦でフェザー級の世界挑戦は一歩後退した。
渡嘉敷氏は「世界チャンピオンに勝ちたいというならばもっとランクを上にしないといけない。もっとすごい練習をしないといけない」と檄を飛ばし、竹原氏は「亀田(興毅)君が興行をやっているのだから来年はすごい世界チャンピオンと組んで圧倒的な勝ち方をするしかない。同じような戦い方をしたら変わらないなと思われるだけ」と述べた。
終始厳しい論調だった畑山氏は「練習方法も含めてだと思うが、変えていかないとあれじゃ厳しい。世界ということを考えた場合。そういわざるを得ない試合内容でした」とし、「もっと好戦的にいく戦い方、練習をしないと厳しい。あとは本人のモチベーション」との見解を示した。