テプラ貼りまくりコーヒーマシン、わかりづらいトイレ案内... 「デザインの敗北」なぜ注目される?「デザインの勝利」とは?

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逆に「本当に良いデザイン」ほど気づかれにくい?

   これまで「デザインの敗北」について触れてきましたが、逆に「デザインの勝利」、つまり良いデザインとはどのようなものでしょうか。Xでも、その点について言及するポストに注目が集まりました。

   あるXユーザーが「良いデザインで作られたものは生活に溶け込むことが多いので、『デザインの勝利』の例は利用者からは気付かれにくい」という主旨の投稿をし、注目されました。

   そのユーザーは、本を例にとって「手に取ってる本がすんなり読めてたらそれだけでデザインの勝利を目の当たりにしてることになるんだけど、誰も声高には言わない」とも書いています。

『デザインの勝利は生活に溶け込むので気づかれにくい』用途通り違和感なく使えることのすごさと"当たり前"な仕事の性質

   この投稿に、他のユーザーからは「UI(ユーザーインターフェース)や実空間の導線設計は、うまくデザインしてるほど意識にのぼらない」「良いデザインは気づかないくらい巧みに設計されているということ」といった同意の声が寄せられました。

   他にも「(誰もが意識せず使っているという点で)インフラみたいだな」「トラブルを未然に防ぐ系の仕事と似てる」といった別の事例に重ねるコメントや、「『存在が意識されなかったこと』が最高の賛辞だと思う」「なるべく気づいて褒めていきたいな」と、良いデザインに対して意識を向けようとする声も見られました。

   「デザインの失敗」は悪目立ちするぶん話題になりやすいですが、それと同じくらい良いデザインも世の中にはたくさんありそうです。ときには周囲を見渡して、さまざまなデザインに思いを馳せてみるのも良いのかもしれません。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊X(Twitter)トレンド【J-CAST出張版】」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

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