119番して「鍵を失くした」「エアコン設置して」 東京消防庁悩ます「迷惑TEL」...なぜか非を認めない人も

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誤操作による通報も

   東京消防庁は、対応すべき緊急通報への初動に影響が出るため、不要不急と判断した電話は切断すると周知した。

「実際に電話を切断することはあります。しかし、すぐに切断するのではなく、話を聞いて緊急性がないことを確認して、ほかの場所へ電話するように促しても話が終わらない時などに、『これ以上対応できません』と電話を切断しています」

   このほかポケットに入れた携帯電話で誤って通報してしまった事例もあるとして、携帯の画面操作には注意を払うよう呼びかけている。

   Xでは繰り返し119番通報の適切な利用を呼び掛けている。これまでは、東京消防庁災害救急情報センターで実際に電話応対している職員の写真を紹介することが多かった。

   今回話題になったポストでは、本当に緊急通報が必要なシーンが視覚的に伝わるよう、火災現場の写真を紹介した。投稿には1万件を超えるリポストと「いいね」が寄せられるなど大きな反響があった。東京消防庁は、投稿に理解を示した多くのユーザーたちに感謝している。

   東京消防庁は、病院に行くか救急車を呼ぶか迷った時は、東京消防庁の救急相談センター「#7119」で相談できると紹介している。インターネット上では、通報する基準を示した「東京版救急受診ガイド」を公開している。

「救急通報をする時は、119番通報がつながらないからと電話を切ってかけなおしたり、複数の電話機でかけるのはやめてください。119番通報は順番に対応しておりますので、複数の電話でかけても対応順は同じです。逆に複数の電話を別の勤務員が対応することとなり、同じ件での通報か確認するのに時間を要します」
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