ジャニーズ司会の松本和也氏、過去発言にSNS「ガッカリ」「自分の言葉思い出して」 記者会見の「極意」説くも「真逆の事してた」

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   故・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐる会見で、質疑応答の際に指名を避けるべき記者らの名前や写真を載せた「NGリスト」があったことがNHKなどで報じられた件を受け、司会を務めた元NHKアナウンサー・松本和也氏が2020年4月に投稿していたYouTube動画に注目が集まっている。

  • 記者会見で司会をした松本和也氏
    記者会見で司会をした松本和也氏
  • 記者会見で司会をした松本和也氏

「記者会見を逃げようとするスタンスで行かない方がいい」

   報道によると、ジャニーズ事務所による2日の会見には、指名を避けるべき記者らの名前や写真、座席の位置などを載せた「NGリスト」が持ち込まれていたという。会見は、1社1問というルールが設けられ、司会者が挙手した記者らを選ぶ形で質疑応答が進められた。質疑応答には時間制限もあった。

   ジャニーズ事務所側はこうした疑惑について、あくまでも会見運営を委託したFTIコンサルティングが独自に行ったものであり、事務所側は「絶対当てないとダメですよ」などとリストの受け入れを拒否していたとする文書を発表している。

   こうしだ報道を受け、会見で司会を務めた松本氏が2020年4月に公開した「マツモトメソット?特別編 第4回『記者会見のポイント』」とする動画に注目が集まっている。

   概要欄では「記者会見や株主総会など、さまざまな質問を受けなくてはいけない機会がめぐってくるビジネスパーソンもいらっしゃると思います。怖い、できれば逃げたいと思うのは当然。しかし、それでは失敗することは目に見えています。では、どうすればいいのか?具体的な方法を考えていきましょう」としている。

   動画では「怖いという気持ちをグッと抑えて、相手がどういう言葉で(こちらを)斬りつける...といったら語弊があるかもしれませんが。どういう言葉でこちらに向かってきているのか、それはどんな太刀筋、方法なのか。それを見極めて自分の対処法を考えるくらいの落ち着きが出ればですね、うまく記者会見を乗り切れると思います」とアドバイスしている。

故安倍晋三元首相にダメ出し

   NGな会見例として故安倍晋三元首相のある時の会見を挙げ、「質問にしっかり答えていない」とダメ出し。「質問にちゃんと答えるというのが一つの取り決めというか当たり前ですよね。それが会見なんですから」。

   ほかにも問題点を列挙し、会見が動画でも伝わる時代になり「どんな質問にも真正面から向き合うというのが今まで以上に大事だと確信」「ベストな方法は、ありのまま、全力で答えるしかない。隠そうとしない、あるいは違うところで逃げようとしても、もう今は動画の時代。全部バレてしまいます」と説く。

   コメント欄には、松本氏が今会見ではNGリストを通して指名を避けるべき記者らを事前に把握していたのではないかとして、「失望した」とする声が寄せられている。

「逃げないで、しっかり説明責任を果たしてください。見損ないました」
「最近の会見の司会で ここでおっしゃっている事と真逆の事をしていた!」
「動画では偉そうに言ってて、あの会見かよw」
「誠実感が感じられる、大変好きなアナウンサーさんでしたが、今回の記者会見でガッカリいたしました」
「現在沈黙中ですがご自分の言葉を思い出して欲しい」

   複数報道によると、FTIコンサルティングは「この資料は限られた会場使用時間の中で会見の円滑な運営準備のために弊社が作成し、運営スタッフ間で共有したもので、ジャニーズ事務所様は作成や運営スタッフへの共有を含め一切関与しておりません」と説明し、事務所の関与を否定している。

   松本氏が所属している青二プロダクションでは5日、J-CASTニュースの取材にこう回答している。

「取材は、すべてお断りしています。その理由についても、お答えできません。コメントも出す予定はありません。詳しいことは、ジャニーズ事務所に聞くようにお願いします」
姉妹サイト