「病気は言い訳」ジュリー氏のパニック障害告白に批判も... 「絶対に言っちゃいけない」医師が強く注意喚起した理由

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ハワイ渡航は「日本にいたらおかしくなってしまいそうだったという思いかもしれません」

   ジュリー氏が9月7日の会見直後にハワイへ渡航していたと週刊文春が9月20日に報じていたことを受け、パニック障害の公表に対し「ハワイ行ってるのに?」「飛行機乗ってハワイに行けるなら会見にも出た方が良い」といった批判も多く見受けられた。

   橋本氏は「私はこの意見に対しては否定的です」として、乗り物に乗れるか、特定の場所に行けるかなど、パニック障害・パニック発作の程度には大きく個人差があると説明した。

「パニック障害は『またパニック発作が起きてしまうのではないか』という強い『予期不安』が特徴です。会見などの、しかも今回は明らかに攻撃的な質問がとんでくるのが分かっているような強いストレス環境は、パニック発作の引き金になりかねません。ご本人にとっては恐ろしくて仕方なかったのではないでしょうか」

   予期不安により、自分の行動を制限したり、普段の生活に支障をきたしてしまったりするという。「あの場所に行くと発作が起きてしまうかもしれない」と思い、様々な場所に行く意欲を失う「広場恐怖」もパニック障害の特徴だと解説する。

「ジュリーさんにとって今回のハワイは人の視線を感じなくてすむ場所で、予期不安が起きる可能性というよりは、日本にいたらおかしくなってしまいそうだったという思いかもしれません。私はどうしても最悪の状況を想像してしまうので、命を絶ってしまったなんていうとても悲しい報告よりは、ハワイに行ってきたよと笑っていてくれた方が嬉しいです」
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