「病気は言い訳」ジュリー氏のパニック障害告白に批判も... 「絶対に言っちゃいけない」医師が強く注意喚起した理由

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   ジャニーズ事務所が2023年10月2日に開いた記者会見で、出席しなかった藤島ジュリー景子前社長がパニック障害の診断を受けていることが明かされた。ツイッター(現・X)では「パニック障害」がトレンド入り。同時に「病気を言い訳にするな」などと藤島氏への批判の声があがった。

   こうした中、内科医の橋本将吉氏はツイッターで「『パニック障害をもち出すな』とか『パニック障害を言い訳にするな』とか、絶対に、絶対に言っちゃいけない」と強く注意を呼びかけた。J-CASTニュースの取材に対し、橋本氏は「明らかに攻撃的な質問がとんでくるのが分かっているような強いストレス環境は、パニック発作の引き金になりかねません」と指摘する。

  • 藤島ジュリー景子氏(2023年9月7日撮影)
    藤島ジュリー景子氏(2023年9月7日撮影)
  • 井ノ原氏が代弁したジュリー氏の手紙
    井ノ原氏が代弁したジュリー氏の手紙
  • 会見の様子(2023年10月2日撮影)
    会見の様子(2023年10月2日撮影)
  • 藤島ジュリー景子氏(2023年9月7日撮影)
  • 井ノ原氏が代弁したジュリー氏の手紙
  • 会見の様子(2023年10月2日撮影)

「一挙手一投足を見張られている環境は、パニック障害になりやすい強烈なストレス環境下だったのではないでしょうか」

   会見冒頭、井ノ原快彦ジャニーズアイランド社長がジュリー氏の手紙を代読した。ジュリー氏は20代から時々過呼吸になり、倒れてしまうようになって、その後パニック障害と診断されたという。ツイッターでは、ジュリー氏に同情の声があがる一方、「病気を言い訳にするな」という批判の声もあがった。

   東京むさしのクリニック院長で内科医の橋本将吉氏は会見同日の2日、ツイッターで「『パニック障害をもち出すな』とか『パニック障害を言い訳にするな』とか、絶対に、絶対に言っちゃいけないんだ。その人も色んな人も傷つけちゃうよ」と投稿。5日時点で1万5000件の「いいね」を集めるなど反響が広がった。

   橋本氏は3日、J-CASTニュースの取材に対し、強い注意喚起の投稿はジュリー氏がパニック障害を告白したことを受けたものだったと明かした。パニック障害とは、「健康な人が、突然、思い当たる理由なく『このまま死んでしまうのではないか』と思うほどの恐怖感を感じてしまう病気」で、その様子を「パニック」と呼び、発作を「パニック発作」というと説明した。

   ジュリー氏がパニック障害だと聞いた時、橋本氏は「衝撃を受けましたが、納得感もありました」という。理由は「パニック障害は原因が分かっていない病気です。なりやすい人の特徴は少なからずありますが、遺伝的要因があったり、ストレスの強い環境下であれば、どんな屈強な人でもなりえる病気だからです」といい、こう見解を示した。

「認知度のある大きな会社なので、普段から色々な人の視線を感じていたと思います。一挙手一投足を見張られている環境は、パニック障害になりやすい強烈なストレス環境下だったのではないでしょうか」
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