ジャニーズ「NGリスト」問題、司会の元NHKアナ・松本和也氏は沈黙 所属事務所「取材すべてお断り」

所属事務所「取材は、すべてお断りしています」

   松本氏はNHK時代、07、8年に紅白歌合戦の総合司会を務めたほか、「英語でしゃべらナイト」の司会や「ダーウィンが来た!」のナレーションなどを担当した。報道番組のキャスターも務めており、ジャーナリズムにも関わっていた。16年にNHKを退職した後は、スピーチなどを教える「マツモトメソッド」の社長を務めるほか、ナレーターなどもしている。

   松本氏は、SNSでも発言しているが、NG記者問題については、ツイッター上では沈黙したままだ。

   松本氏が所属している青二プロダクションでは10月5日、J-CASTニュースの取材に対し、この問題についてこう話した。

「取材は、すべてお断りしています。その理由についても、お答えできません。コメントも出す予定はありません。詳しいことは、ジャニーズ事務所に聞くようにお願いします」

   ジャニーズ事務所では、FTIコンサルティングに打ち合わせで指名NGはダメだと伝え、同社が「では当てるようにします」と答えたとし、流出した資料については、「弊社の関係者は誰も作成に関与しておりませんし、指名をしない記者を決める等も全く行なっておりません」と公式サイトで発表している。

   あくまでも、指名NGは、事務所とは関係ないとの立場だ。

   FTIコンサルティングは、「一部報道について」と題するコメントを発表したと報じられた。それによると、「この資料は限られた会見使用時間の中で会見の円滑な準備のために弊社が作成し、運営スタッフ間で共有したもので、ジャニーズ事務所においては、こうした資料に関わらず、登壇者、司会者の判断のもと、幅広い媒体の記者の皆さまに質問頂くこととし、貴重なご意見を頂戴した」という。司会者が指名の判断に当たって、資料をどのように使ったかについては触れられていなかった。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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