左拳を振り上げスタッフ威嚇
闘莉王氏が「1番許せない」としたのが後半27分過ぎの北朝鮮選手の暴挙だ。いったんプレーが止まった際、日本スタッフがクーラーボックスを持って日本選手に給水ボトルを配っていると、北朝鮮選手がスタッフに歩み寄り給水ボトルを強奪。戸惑うスタッフを威嚇するように左拳を振り上げる暴挙に出た。
闘莉王氏は「スタッフから水のボトルを取って飲んだ。拳を挙げて威嚇したのがまず許せない。残念な行動では片付けられない。審判が与えたイエローカードも間違ったイエロー。あれはレッドにしないといけない」と怒りをにじませた。
北朝鮮選手の愚行を批判する一方で主審のレフェリングを疑問視した。
「レフリーがきちんとやっていれば2、3人退場になってもおかしくなかった」とし、「主審の腕の見せ所が足りなかった。滅茶苦茶遅れて後ろからタックルしたら現代のサッカーではイエローでは片付けられない。あれはレッドを出さなくてはいけない。まずそこから間違っている」と指摘した。
闘莉王氏は最後に「これがサッカーではないことを分かってほしい。サッカーの1番の意味をもう1回勉強しなきゃいけない」と訴えかけた。