「のんの起用やめろ」...脅し電話も屈せず「正義は勝つ」 称賛集めた大企業幹部って誰?→本人がまさかの名乗り

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   俳優の「のん」さん(30)の独立改名トラブルをめぐっては、退所後の彼女をCMに起用した企業へ「起用をやめろ」とする脅しの電話があったという。

   J-CASTニュースが2023年9月30日、のんさんのエージェントの話として、こうした内容を伝えたところ、復活の一助となった企業の幹部がX(ツイッター)を通じて名乗り出た。

  • のんさん(2017年撮影)
    のんさん(2017年撮影)
  • LINEヤフー社の舛田淳氏(2016年撮影)
    LINEヤフー社の舛田淳氏(2016年撮影)
  • のんさん(2017年撮影)
  • LINEヤフー社の舛田淳氏(2016年撮影)

「懐かしい。あの時の舛田さんはかっこよかった」

   のんさんは、本名の「能年玲奈」としてNHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13年)でブレークしたが、所属していた芸能事務所「レプロエンタテインメント」との間で独立トラブルが起こり、2016年に改名。ほとんど仕事がない時期もあり、「芸能界の圧力」が原因だという指摘もあった。

   J-CASTニュースは、2023年9月30日掲載の「『2年先までほぼ休みなし』のんが切り開く独自路線 ジャニーズ問題で『能年玲奈』使えない問題脚光...エージェント語る7年半」で、現在のんさんのエージェントを務めるコンサルティング会社「スピーディ」の福田淳社長へのインタビューを伝えた。

   福田氏は、のんさんをマネジメントするにあたり、LINEのCMへの起用時にトラブルがあったことを明かしていた。

「LINEのCMではLINE幹部の方がすごく応援してくれました。『起用をやめろ』という脅しの電話も各方面にあったようですが、クライアント(LINE)が『正義は勝つと思います』と言ってくれて、あのCMはOKになりました」

   2017年3月放送のLINEモバイルのCMは、のんさんの改名後初となるCM出演だった。記事の配信後、ネットではこの内容にも注目が集まり、LINE側の判断を賞賛する声が相次いでいた。

   この報道を受け、LINEヤフー社で上級執行役員をつとめる舛田淳氏が10月3日、記事を引用し「これ、私ですね(笑)」と名乗り出た。舛田氏はのんさんのCM起用発表時、LINEのCSMO(最高戦略マーケティング責任者)を務めていた。

   CMプランナーの山崎隆明氏もこの投稿に反応し、「懐かしい。あの時の舛田さんはかっこよかった」と当時を振り返った。

   福田氏もXで、「いつも堂々と判断されていて、それが当時も凄く励みになりました。本当に頭が下がります。歴史的にもすごい経営判断だったと思います。感謝!」と改めて感謝をつづっている。

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