ジャニーズNG記者リスト騒動、「首相会見」との相似 根強い「指名偏向」指摘

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関連質問さえぎる点も共通

   21年4月に立憲民主党の山井和則衆院議員が出した質問主意書では、

「質問するメディアの指名の回数は、報道の自由や国民の知る権利の保障の観点から、団体や個人のバランスを踏まえて平準化した方が良いと考えますが、政府の見解を示してください」

などと質問。政府は

「内閣記者会に所属する記者といわゆるフリーランス等の記者のバランス等を勘案しつつ、限られた時間の中でより多くの記者が質問できるよう努めているところである」

と答弁している。

   ジャニーズ会見と首相会見は、原則として関連質問を受け付けない、という点でも共通している。ジャニーズ会見では司会者が「1社1問」を繰り返したのに対して、首相会見では首相の冒頭発言が終わると司会者が

「社名とお名前を明らかにしていただいた上で1人1問、御質問をお願いいたします」

と宣言して質疑応答に入る。20年12月25日の会見では、答弁漏れを指摘する記者の声を、司会者が

「すみません。申し訳ありません。お一人1問でお願いいたします」

とさえぎる場面があった。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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