国の性被害相談窓口は機能不全?ジャニーズ「当事者の会」が訴え 「一体何をサポートしてくれるのか」

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「これを、どうやったら、誰に相談すればいいのでしょうか?」

   性被害が「親にも言えないこと」である以上、相談窓口の電話番号を教えられても、実際に電話するのは難しいとみている。石丸さんは喜多川氏から50回以上被害を受けたとしており、そのうち1回は肛門性交を強要されたとしている。そういった環境での相談の難しさを訴えた。

「17歳の人間が、55歳のおじさん相手に肛門性交する。この異常さというものは、皆さんお分かりいただけますでしょうか。これを、どうやったら、誰に相談すればいいのでしょうか? そういう相談窓口を、国が率先して開いて『ここに相談したら安心ですよ』、そういうメッセージを発していただきたい」

   松野博一官房長官は、ジャニーズ事務所が会見した10月2日、所感を問われて

「個別の企業の経営判断に関してコメントすることは差し控えさせていただく」

と述べた上で、一般的な性被害に対する取り組みについて答弁するにとどめている。

   石丸さんはこの状況を念頭に

「せめて『状況を注視している』などの発言をしてもいいのではないかと、そういうフェーズに入るのではないかと強く思う」

と話した。

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