「だいすけお兄さん」こと歌手で俳優・横山だいすけさんが2023年10月4日、TikTok投稿をめぐり、「応援して下さってる方を深く傷つけてしまった」「多くの方を不快な気持ちにさせてしまった」とブログで謝罪した。
小児性愛を題材にした楽曲を用いたダンスカバー動画に、「子供にかかわる仕事してて、こういうのネタでも許してはいけない」などと批判が寄せられていた。横山さんは歌詞や背景を把握せず、「流行りという理由だけ」で投稿したと説明している。TikTokのアカウントも削除した。
「曲の歌詞、及び背景を把握せず」
横山さんは、NHK Eテレの教育番組「おかあさんといっしょ」で11代目「うたのおにいさん」を9年間勤め上げた。卒業後もファミリー向けミュージカルの全国ツアーやYouTubeでの童謡歌唱など、子供に関わる活動で支持されている。20年9月には第一子女児の誕生をブログで公表した。
物議を醸したのは、23年9月29日にTikTokで公開したダンスカバー動画だ。VTuber・しぐれういさんの楽曲「粛聖!!ロリ神レクイエム☆/しぐれうい(9さい)」にのせてコミカルに踊った。
当該楽曲はYouTubeで公開1か月経たずして1971万回以上再生され、TikTokでも「踊ってみた」動画が多数あがっている。一方で「触ったら逮捕!」「ロリコン」といった小児性愛に触れる歌詞になっており、10月には学校教材メーカーがSNSで取り上げたところ、批判を受けて謝罪する事態にもなった。
横山さんのダンス動画は、騒動のなかで再注目された形だ。X(ツイッター)では、「子供にかかわる仕事してて、こういうのネタでも許してはいけないってわからないかな?」「子持ちとしては裏切られた感半端ない」「2度と子供と関わらないでほしい」といった声が相次いだ。
このような状況で横山さんは4日にブログを更新し、「この度TikTokの使用楽曲につきまして皆様から多数のご意見をいただきました」と言及。投稿した経緯は、
「今回、曲の歌詞、及び背景を把握せず、流行りという理由だけでダンスを真似て投稿してしまいました」
と説明する。