2023年10月2日のジャニーズ事務所の会見で、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦さんの発言に、報道陣から拍手が起こった件が議論を呼んでいる。
会見に出席した東京新聞記者で「Arc Times」キャスターの望月衣塑子氏は4日のX(旧ツイッター)で、拍手をしていたのは「最前列に座っていた女性芸能リポーターら」と指摘した。
「井ノ原氏の『落ち着いて』の指摘に拍手をしていたのは...」
会見の質疑応答は、ジャニーズ側から「1社1問」のルールが要請されていた。
しかし挙手をせずに質問する記者や、質疑応答中に声を荒げる記者がいたことに井ノ原さんが、「この会見は子供たちも見ている」「ルールを守る大人たちの姿を見せたいので、どうか落ち着いて」と懇願。すると報道陣から拍手が起こった。
会見を取材した望月記者は4日、拍手をした報道陣について、「最前列に座っていた女性芸能リポーターら」だとし、「性加害問題での会見で、加害者側の発言に拍手を送る女性リポーターがいるとは・・。本当に情けない」と断じている。
また、会見を取材した別のネットメディアの編集長は、2日に公開した記事の中で「私自身も無意識に拍手をしていた。視聴者から一括りに『メディアは偉そうだ』と思われたくなったし、『そんなルール無視、配慮なしの昭和スタイルはもう止めにしてほしい』と思ったからだ」としている。