西武・山川はFA宣言する? 他球団から「獲得をためらう」の声

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   知人女性に対する強制性交の疑いで書類送検され、不起訴処分(嫌疑不十分)となった西武・山川穂高。球団は2023年9月4日に無期限の公式試合出場停止処分にすることを発表し、3軍の選手たちと共に練習に打ち込んでいる。来季の去就は依然として不透明だ。

  • 写真:CTK Photo/アフロ
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シーズン前は「FAの目玉選手」

「10月9日から宮崎で開催されるフェニックス・リーグが公式戦の対象試合から外れるため、約5か月ぶりに実戦復帰の予定ですが、来季に1軍で復帰するプランは今のところ白紙のままです。『故障者特例措置』の適用によって国内FA権を取得見込みとなり、球団は山川の意思を尊重するというスタンスを示している。FA宣言しても積極的には慰留しないでしょう」(スポーツ紙デスク)

   今回の事件が判明して現役続行の危機を迎えている山川だが、シーズン前は「FAの目玉選手」として争奪戦が予想されていた。昨年は41本塁打、90打点で2冠王に輝くなど、3度の本塁打王を獲得。今年3月には侍ジャパンのメンバーでWBC制覇を経験した。球界を代表する長距離砲として明るい未来が待ち受けていると思われたが、グラウンド外でのトラブルで窮地に追い込まれた。

   他球団の関係者は、「実力は申し分ないですが、FAで獲得してファンの理解を得られるかというとそうではない。獲得をためらう球団は多いと思います。セカンドチャンスは与えるべきだと思いますが、その舞台がNPBかというと何とも言えない」と複雑な表情を浮かべる。

   FA権を行使しない場合も、大幅減俸は必至だ。トレードで他球団に移籍の可能性も考えられる。山川は1軍の舞台に戻って来られるか。(中町顕吾)

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