井ノ原快彦「子供たちがいる...落ち着いて」発言にメディアから違和感 他企業の不祥事会見なら「非常に批判浴びてる」

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「お行儀よくお話をするという問題に矮小化しちゃいけない」

   井ノ原さんが呼びかけた相手とみられる女性記者については、石田氏は「その言い回しだったりヒートアップの仕方が問題でなかったとは思わない」とした上で

「女性が感情的でヒステリックで、それに対して年長の男性が『皆さん落ち着きましょうね』と理性的な振る舞いを見せるというのは、ある種ジェンダーの関係性の中で非常に典型的なスタンスでもあるわけです。加えてそこにメディアが拍手をしてる。『井ノ原さんよく言った』という意味で拍手をしてると。これはまさに井ノ原さんが持ってる良いイメージ。理性的で、ニュースだったりそういう番組で作り上げてきたイメージに、またメディアが加担してるわけですよね」

と指摘した。

   1社1問のルールについては「もちろん記者会見にも時間がある。一問一答が良いというルールがあるのは分かる」と理解を示す一方で、

「そのルールは記者会見をした側の企業が設けたものですよね」
「そのルールが十分な説明を果たしていないものであれば、『それはおかしいでしょ』と聞くのが報道の役割。それを聞かないのであれば、PRだったり広告の文脈でいいわけなので、これをルールの問題とかお行儀よくお話をするという問題に矮小化しちゃいけない。なぜなら(被害者が)300人いたわけですよね」

と語っていた。

   石田氏の話を受けて、山里さんは

「あのシーンだけを見ると『さすが井ノ原さん』みたいになってしまってるけど、そこの周りを考えて言わないと、我々も何も反省してないのと同じになってしまうということですね」

とまとめていた。

   石田氏は放送後にX(ツイッター)を更新し、「(女性記者の)言い回しだったりヒートアップの仕方が問題でなかったとは思わない」「女性が感情的でヒステリックで、それに対して年長の男性が『皆さん落ち着きましょうね』と理性的な振る舞いを見せるというのは、ある種ジェンダーの関係性の中で非常に典型的なスタンスでもある」などとする発言について、「こちら自分が言葉足らずな部分がありました」として、「記者による質問の仕方・ヒートアップした状況には問題があるだろう」「ただ『ヒステリックで感情的な女性と理性的な男性』という典型的な二元論(ステレオタイプ)に陥ることに慎重に」という2点を伝えたかったと補足している。

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