井ノ原快彦、最後の回答に「唖然とした」「聞くに堪えない」 性加害の影響問われ持論も「言うべきじゃない」

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   故ジャニー喜多川氏の性加害問題を受けジャニーズ事務所が2023年10月2日に開いた記者会見の終盤で、「ジャニー氏の性加害が及ぼした影響についての見解は?」という質問に対する井ノ原快彦さんの回答が物議を醸している。

  • 会見の様子(2023年10月2日撮影)
    会見の様子(2023年10月2日撮影)
  • 井ノ原快彦さん
    井ノ原快彦さん
  • 会見の様子(2023年10月2日撮影)
  • 井ノ原快彦さん

「被害を受けたから彼らが活躍して生き残ってきたとは、やっぱり僕は思えない」

   ジャニーズ事務所は2日、記者会見を開き今後の会社運営などについて説明を行った。注目を集めているのは、質疑応答の最終盤に記者から挙がった「ジャニー氏の性加害が(ジャニーズタレントらに)及ぼしていた影響について、ご見解をお伺いできれば」とする質問に対する井ノ原さんの回答だ。

   井ノ原さんは、自身を含めたタレントらについて「絶対的な支配の中にいたんだと思います。それは巧妙な手口だと思います。だから僕らが、子供たちが、気付かぬうちにそういう支配下にあり、その当時いた大人たちもそういう人もたくさんいたのかもしれません。本当に得体の知れない、恐ろしい空気感というものを僕は知ってます」と当時を振り返った。

   問題について「一人が勇気を出してくれたおかげで何人もの人たちが告白できたんだと思いますし、それを無駄にしてはいけないと僕も思っております」とした。

   一方で、「そういう支配の中で、被害を受けたから彼らが活躍して生き残ってきたとは、やっぱり僕は思えない。本当に、共に死ぬ気で頑張ってきたし。やっぱりすごいやつは本当にすごいって、横で見てて思います。だから生き残ってる、だから芸能界で頑張ってる」と語り、「遅かれ早かれ、そこに向いてない、他の世界ではいいかもしれないけど、その世界に向いてない人は、やっぱり長くは活躍できなかった」とした。

   SNSでは「今と過去事務所にいたタレント達を守る発言」とする見方もあるものの、「性加害が及ぼした影響」について問う質問に対する回答としては相応しくない発言ではないかとする声が相次いだ。

「タレント業として『能力の足らない奴は業界にいられない』のは分かるけど逆に才能があった人もジャニーの性加害で心を病んで潰されたりしてたんだよね 性加害が無ければもっと才能を開花させた人がいるかもしれない。これは言うべきじゃないと思う」
「最後、こんなこと言うんや、と唖然とした」
「これは一体誰に向けた発言だったんだろう。少なくとも被害者ではなく、タレントかファンか自分自身か。聞くに堪えない言葉だった」
「タレントさんの意見としてはいいかもしれないけども、本日の立場にはそぐわない気が」
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