吉本新喜劇の島田珠代さん(53)が、2023年9月26日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)にゲスト出演し、余命5年と宣告された夫と死別したことや、娘とのすれ違いの日々について明かした。
娘が8か月のときに、夫のがんが発覚
番組MC・黒柳徹子さんの大ファンだという島田さんは、笑顔で登場すると早速持ちギャグ「パンティーテックス」を披露。「(パンツを)はいてました!」とカメラに報告すると、黒柳さんが「良かったです。おめでとうございます」「もう点検するところないですか」と返答し、和やかな雰囲気でトークが始まった。
島田さんは高校生でデビューしてから芸歴35年。1998年の28歳で吉本興業の社員と結婚するも8年で離婚。その後、名古屋での仕事で出会ったスタッフと2度目の結婚をし、娘を授かった。
しかし娘が生まれて8か月ほど経ったとき、夫が直腸がんでステージ4と診断され、余命5年の宣告が。夫は抗がん剤の副作用で島田さんともめることが増え、ついに別居を決意した。島田さんは「その時に抗がん剤がどういうものなのかをもうちょっと勉強していたら、もっと優しくなれて変わってたのになと悔やまれます」と涙ながらに回顧する。
別居の際、夫は「余命5年で俺の生きる糧はどこにあるの? 娘がいないと無理」 と、3歳の娘とともに名古屋へ。島田さんが2週間に1度ほどのペースで大阪から名古屋まで通う生活が9年ほど続く中、3年前に夫が他界した。余命宣告から11年経っていた。
視聴者衝撃「一緒に泣いてしまった」
その後、島田さんは小学校6年生になった娘と暮らすようになるが、「親というものは120%で娘に怒れる存在だと思っていたんですけど。違ってたみたいで」と大げんかしたことを告白。「苦しい時に一緒だったり、小学校の時間割を一緒にしてくれたりとかは、全部お父ちゃんがしてくれて、ママはそんなのしてくれなかったのに怒るだけ怒るなんてズルい」「だったらおばあちゃんと暮らす。ママよりおばあちゃんがいい」などと言われ、娘が1か月話さないこともあったという。
「もう辛かった」という島田さんだが、娘と話し合った。その時に「悪かった時はママも謝って。大人だって謝らなきゃいけない時もあるのよ」と指摘され、島田さんは「子どもによって親が成長するってこのことなんだ」と猛省。現在は良好な関係になり、「母親らしいことをやっています」という。
番組では、そんな娘が島田さんにあてた手紙を紹介。「人情味あふれる母が大好きです」「大大大大好きです。ずっと一緒にいて下さい」などの内容を受け、島田さんは涙ながらに「今はあなたが全てです。だけど、あまり依存しないように、お友達みたいにしてください」と笑顔を浮かべるのだった。
2度の結婚に、夫との死別、9年間離れて暮らしていた娘との日々を明かした島田さん。明るい芸風とは対照的な壮絶な人生に、視聴者からはインターネット上で
「泣いた。陽気なお姉さんだと思ってたから ご苦労されてるの知らなかった」
「もう島田珠代のパンティーテックス見る目変わるわw」
「最初のパンティーテックスから後半の涙までの振り幅すごくて風邪ひきそう。」
「一緒に泣いてしまった。 パンティーテックス!!とかやってるけど、めっちゃ頑張って生きてきたの人なのね」
などと、印象がガラリと変わったとの反響を呼んでいる。
今日から吉田裕座長の祇園花月のお出番です????あいにきてね?? pic.twitter.com/9WfnaW9zzD
— 島田珠代 吉本新喜劇 (@shimada_tamayo7) August 23, 2023
9月26日に、徹子の部屋に出させてもらいました。人生の反省をしてます。ぜひご覧ください????♀?
— 島田珠代 吉本新喜劇 (@shimada_tamayo7) September 21, 2023