右折禁止で捕まった...「曲がる前に交差点で止めろよ」 格闘家が立腹も元刑事「心を鬼にして取り締まりしてます」

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   空手家の「古コン」こと古川龍樹さんが2023年9月28日、「右折禁止で捕まった」とし、「曲がる前に交差点で止めろよって思うのは俺だけ?」などとX(ツイッター)で私見をつづった。

   古川さんは、直接打撃を認める「フルコンタクト空手」で多数の大会優勝経験がある。YouTubeチャンネル「フルコンタクトチャンネル」も運営しており、著名格闘家とのコラボ動画も配信している。

  • 「古コン」さんのツイッターより
    「古コン」さんのツイッターより
  • 「古コン」さんのツイッターより

「曲がる前に交差点で止めろよって思うのは俺だけ?笑」」

   古川さんは投稿で、「右折禁止で捕まった」と切り出した。「危険なら右折したところで捕まえるんじゃなくて、曲がる前に交差点で止めろよって思うのは俺だけ?笑」と疑問を浮かべると、「腹立つ」と苛立ちをあらわにしていた。

   投稿には、ユーザーから「違反する前には、捕まえられない」「そもそも右折禁止のところ右折してんじゃねえか」「止めろよじゃなくて、そもそも違反すんなよ」「右折禁止は最初から書いてあるんだよ」などの指摘が上がった。

   そんな中、元刑事で総合格闘家の関根"シュレック"秀樹さんが、「そこにいたのが警察官で幸運だと思ってください。もしそれが一般の歩行者や自転車、車だったら重大な事故になっていたかもしれません」と反応。「なにしろ相手は一方通行だと思っていますからまさか車が来るとは思わず突っ込んできます お気を悪くしたら申し訳ありません」と注意を呼びかけた。

   これに対し、古川さんは「コメントありがとうございます! 右折禁止の交差点だったみたいですが、一方通行ではないです!」と関根さんの投稿の内容を一部訂正。「右折したところで多数の警察官で検問してたので、標識を見落とす人が多い交差点なんでしょうね」と現場の状況説明を添え、「右折が危険なのであれば交差点で事前に教えてくれよ! って思っちゃったっていう呟きです」と、涙の絵文字で投稿の真意を明かした。

「本当は切符なんて切りたくないです」

   古川さんの説明を受け、関根さんは「右折禁止場所で右折をすると進路方向から車や歩行者、自転車などが進行してきた場合、その人たちはまさかその方向から車が出てくると思わないからやっぱり事故が起きやすいです」と改めて見解を示した。「警察官も人の子ですから人に恨まれたくないので本当は切符なんて切りたくないです。しかし悲惨な事故を減らすために心を鬼にして取り締まりをしています」と警官の事情も汲んでいる。

   関根さんは、「本来、違反の前に注意するのがいいのはこちらも分かっています」と古川さんの訴えに同意を示しつつも、「しかしながら事故の多発する全ての交差点に24時間365日立つことはロボットではないので難しいです」とコメント。

   「多発する事故や犯罪により警察組織は手一杯です。全く人員は足りておらず、超過勤務で対応しています。その超過勤務も自治体で予算が決まっているのでサービス残業です。(本件には関係ないかもしれませんが)」と警察組織の現状にも触れていた。

   交通取り締まりについて、関根さんは「この先の道路で警察官が取り締まりをしているかもしれない...で違反や悲惨な事故が減ればそれはそれで抑止力になるという意味で取り締まりをしていると思っていただきたいです」と理解を求めた。

   これらの呼びかけに対し、古川さんは「長文ありがとうございます!」と感謝し、「違反は違反です! 標識確認を疎かにした私が悪いのは重々理解してます!もう2度とあの交差点は右折しません」と応えている。

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