中日・立浪監督は「浮いてる」「ひとりやり過ぎ」 選手が離反?球界OB指摘

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   プロ野球中日OBで野球解説者の田尾安志氏(69)が2023年9月27日に公開された野球解説者・江本孟紀氏(76)のユーチューブ動画に出演し、中日・立浪和義監督(54)に言及した。中日は27日時点でセ・リーグ最下位に沈み、2年連続最下位の危機にある。

   田尾氏は今季の戦いぶりに関して「立浪監督が浮いているように見える」とし、次のように持論を展開した。

  • 中日・立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    中日・立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 中日・立浪監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「ちょっと合わないとチームを出される」

「なんか(選手が)ついてきてくれていないんじゃないかなと。ちょっと合わないと(チームを)出されるのが今年ちょっと多かった。出されて活躍している選手が多いのでそれはそれで良かったですけど。来た選手も活躍しているし良かったが、監督がひとりやり過ぎているんじゃないかという気はします」

   田尾氏の見解に江本氏は「去年からちょっとその傾向があった」と同調し、「いきなり選手を2軍に落としたりする時の理由が『やる気のない動きだった』。やる気のない奴はいないよ。そういう時のミスした選手への対応にもうちょっと余裕があってもいいんじゃないかな」と立浪監督に苦言を呈した。

   立浪監督は就任1年目の22年5月4日に横浜スタジアムで行われたDeNA戦で攻守にわたり精彩を欠いた京田陽太内野手(29)を試合中に名古屋に強制送還し2軍降格を命じた。当時のスポーツ紙の報道によると、立浪監督は二遊間へのゴロをはじいて内野安打とした京田の守備に対して「取れるアウト」とし、「戦う顔をしていない」と苦言を呈したという。京田は22年オフに交換トレードでDeNAに移籍した。

   今季の中日について田尾氏は「誤算が多かったと思います」とし、立浪監督の心境を推察しながら分析した。

「やっぱり打たないと活気が出ない」

「ひとつは、自分はバッティングを教えられるから『自分が監督になったら今まで打てなかった選手が打つようになる』と思っていたと思う。(ダヤン)ビシエドももっとホームランを打てるバッターになると。そういうような計算をしていたと思う。実際やったらそこまで上がらなかった。そこの焦りもあったと思う」

   田尾氏は今季低迷の要因のひとつとして得点力不足を挙げた。9月27日時点でリーグ2位のチーム防御率(3.11)に対してチーム打率はリーグワーストの.235。本塁打(69本)、得点(383点)もリーグワーストだ。

   田尾氏は「やっぱり打たないと活気が出ないと思う。いくらピッチャーが頑張っても。ロースコアに抑えても結局この前(9月6日阪神戦)も小笠原(慎之介)が(7回)1失点で負け投手。あんな負け投手を作るとチーム内がうまくいかないと思う。落合(博満)監督の時はけっこう勝ったんですよね。そんなにガンガン打つチームではなかったけれども投手力中心で勝っていきましたから。それが今うまくいっていない」と解説した。

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