「やっぱり打たないと活気が出ない」
「ひとつは、自分はバッティングを教えられるから『自分が監督になったら今まで打てなかった選手が打つようになる』と思っていたと思う。(ダヤン)ビシエドももっとホームランを打てるバッターになると。そういうような計算をしていたと思う。実際やったらそこまで上がらなかった。そこの焦りもあったと思う」
田尾氏は今季低迷の要因のひとつとして得点力不足を挙げた。9月27日時点でリーグ2位のチーム防御率(3.11)に対してチーム打率はリーグワーストの.235。本塁打(69本)、得点(383点)もリーグワーストだ。
田尾氏は「やっぱり打たないと活気が出ないと思う。いくらピッチャーが頑張っても。ロースコアに抑えても結局この前(9月6日阪神戦)も小笠原(慎之介)が(7回)1失点で負け投手。あんな負け投手を作るとチーム内がうまくいかないと思う。落合(博満)監督の時はけっこう勝ったんですよね。そんなにガンガン打つチームではなかったけれども投手力中心で勝っていきましたから。それが今うまくいっていない」と解説した。