「インボイスで困る人って作品に需要ない」「プロ辞めろ」 有名実業家が主張、ホリエモン同調も...論争勃発

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    実業家の田端信太郎氏が2023年9月26日、10月から始まるインボイス(適格請求書)制度について、「そもそもインボイス導入で困る人って作品に需要がない。つまり才能がない」などとX(ツイッター)で私見をつづり、さまざまな意見が寄せられている。

  • 田端信太郎氏のX(@tabbata)より
    田端信太郎氏のX(@tabbata)より
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    田端信太郎氏のX(@tabbata)より
  • 田端信太郎氏のX(@tabbata)より
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「イラストは趣味でやれ。プロ辞めろ」

   インボイス制度とは、10月1日に運用が開始される仕入税額控除の方式。複数ある消費税の税率を明確にするため、現行の請求書に、登録番号や税率、税額を追加した「適格請求書(インボイス)」を導入する。これにより、現在売り上げ額が1000万円以下で、消費税の納税が免除されている「免税事業者」が、「課税事業者」となってインボイスを発行しなければ、取引先が税控除を受けられなくなる。

   9月25日には、インボイス制度に反対する人々が首相官邸前で反対の声を上げた。田端氏は、その様子を報じたネットニュースの記事をXで引用し、「イラストレーターとか、夢を追うのも自由だが、そもそもインボイス導入で困る人って作品に需要がない。つまり才能がない」とコメント。「介護・外食など人手不足な業界は幾らでもある。イラストは趣味でやれ。プロ辞めろ」とつづった。

   続く投稿では、「インボイスで騒ぐ3流クリエイターどもへ」と切り出し、「たとえ経済的に不遇でも、ゴッホのように死後に評価されるかもしれない自分を信じて、創作を続ける意欲も含めて、創作者の『才能』なんだよ」と持論。「たかがインボイス程度で辞めようかな? って迷う時点で才能ねえよ、オマエ。土方やってでも続けるのが才能だ」と主張した。

「徐々に開花する人もいるでしょうに」

   投稿に対し、「免税事業者って売上が1000万以下ですよ。そこから経費やら引かれるわけで。ただの弱いものイジメですよ」というコメントが寄せられると、田端氏は「サラリーマンって普通は年収400万円とかですよ。そこから所得税に、住民税、健康保険に年金やら引かれるわけですよ。経費も節税もできないんですよ」と反応。「売上が1000万円近くあって、消費税10%を請求してるのに、そのまま手元において納税しないってどういう事ですか? 経費って具体的に何よ!?」と疑問を呈した。

   実業家の堀江貴文氏は、田端氏の投稿をリポストし、「その通り」と同調している。他のユーザーからも「仰る通りかと」といった反応はあるが、「徐々に開花する人もいるでしょうに」「年収一千万以下の人が生きるために足掻きながらそれでも芸を磨こうとしていることで各業界が成り立っているのを把握していない」「インボイスはフリーランスだけの問題じゃ無い。そして需要がないこと=才能がないことではない」などと反論も数多く寄せられ、論争になっている。

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