元「アウトローのカリスマ」の異名で知られる格闘家の瓜田純士さんが2023年9月26日、大麻使用を肯定する人々にXで異を唱えた。
「ある日突然音信不通になり、3ヶ月近い社会不在が強いられる」
瓜田さんは「有名ラッパーやアーティストが大麻でパクられる度に決まり文句のように『大麻は悪くない』『海外は合法だ』と騒ぐ奴等がいるが、問題はそこじゃない」と切り出した。
9月24日には、「CHEHON(チェホン)」のアーティスト名で活動するレゲエ歌手の米田洪二容疑者が、大麻取締法違反(所持)の容疑で愛知県警に逮捕されたと報じられていた。
瓜田さんは
「大麻が良い悪いは一度取っ払って考えても、日本では大麻は逮捕される。刑法は仕方ない。逮捕されれば最長で20日拘留され、起訴されれば公判が開かれ、判決迄一ヶ月二ヶ月勾留生活は続く」
として、
「良い歳した大人や社会人、社会的立場のある者や、ファンが沢山いるような影響力のある奴等がある日突然、音信不通になり、全ての予定や仕事をすっ飛ばし、家族に不安を与えて、マスコミに報道されて、あらゆる機関や仕事関係者に迷惑をかけてしまう。これが『問題』であって、大麻の良い悪いなんてもはやどうでもいい」
と持論を語った。
さらに「大麻ぐらい良いじゃないか」と言っている人々に対し、
「未来も将来もどうでもよくて、愛する者もいなければ守るものもなく、責任がついて回る仕事や用も何もない奴等がそれを言うなら理解できる。若者でバイトの1つでもしてればある日突然音信不通になり、3ヶ月近い社会不在が強いられることを『悪くない!良いじゃないか!』とか言ってるなら問題は大麻どうこうではなくそいつらにあるとしか思えない 大麻云々じゃなく、下着泥棒でも詐欺でもなんでも一緒で、逮捕されたらどんなことでも同じように逮捕~起訴~公判となる。それを『良いじゃないか!』と言ってるんだから耳を疑う」
と厳しく指摘した。
「20年近く経ってやっと現在の考えに至っている」
瓜田さんは暴力団員だった頃に自身も違法薬物を取り扱っていたことを認め、
「俺が若い頃そんなものを扱って生きていた頃は未来もなければ愛もなく、懲役に行くのも仕事と思うような常識や思考の停止した特殊な環境で、そんな世界でもガキだったし、何も考えてなかった。当然そんな時代を後悔し、カタギになり、20年近く経ってやっと現在の考えに至っていることを補足しておきたい」
と付け加えた。
他のユーザーからは
「まさにこれなんよね~。天涯孤独で無職だったらいいけど逮捕によって誰かの時間を奪うくらいならやらない方がいい」
「俺も、そう思う。行動には必ず責任が伴うので、逮捕されて当然。本当に合法化・解禁を目指すならアプローチの仕方が違う」
など、瓜田さんへの賛同の声が寄せられた。
一方で、日本での大麻解禁を掲げて活動し、2016年に大麻取締法違反(所持)で逮捕された高樹沙耶さんが
「なんかすごく良さげな事言っているふうだけど りぷに『さすが深い!』とか言ってる人が多くておばさん驚く。日本では民意から大麻の真実に目覚め、理解していくという期待は捨てた方が良いと悟った」
と反応するなど、大麻推進派とみられるユーザーからは瓜田さんへの反発の声も上がっている。