ついに自力CS消滅...崖っぷちの巨人 原監督「ギャンブル采配」に寄せられる疑問

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   逆転でのCS進出に向け、巨人が厳しい状況に追い込まれた。

   2023年9月25日の3位・DeNA戦(横浜)。両軍の投手陣が踏ん張り、1点を争う拮抗した展開となったが、巨人は最後まで本塁が遠かった。0-1で今季14度目の完封負け。3ゲーム差に突き放され、自力でのCS進出の可能性が消滅した。

  • 原辰徳監督(写真:AP/アフロ)
    原辰徳監督(写真:AP/アフロ)
  • 原辰徳監督(写真:AP/アフロ)

7回の好機に選手注ぎ込むも...

   勝負の明暗を分けた場面が、7回の攻撃だった。

   先頭打者の大城卓三が死球で出塁。代走に起用された重信慎之介が1死から二盗に成功し、好機を広げる。秋広優人も四球で出塁。秋広にも代走で増田大輝を送った。その後2死二、三塁と一打逆転の好機を作り、代打で梶谷隆幸を起用したが、DeNAが伊勢大夢から左腕・エスコバーにスイッチしたため、原監督は代打の代打でウォーカーを起用。勝負に出たが、空振り三振に倒れた。

   結果論になってしまうかもしれないが、梶谷は今季左投手に打率.333と相性が良い。「捨て駒」となってしまった起用法も疑問を感じる。7回の起用策がその後の攻撃にも影響を及ぼした。1点を追いかける9回1死に、増田大の代打で岸田行倫を送ったが三ゴロ。9回に秋広に打順が回ってくることを考えたら、代走で交代させたのがもったいないと感じた巨人ファンは少なくないだろう。

   スポーツ紙記者は、「原監督の采配はこの試合に限らず、勝負の場面と見るや一気に選手をつぎ込む。当たれば名采配ですが、その後のイニングの攻撃を考えると手詰まりになるリスクがある。ギャンブル的な要素が強い采配なので評価が分かれるところですね」と指摘する。

   勝率5割に逆戻りし、CS進出を逃す危機を迎えている。残り5試合。1つも落とせない中、原監督のベンチワークが注目される。

(中町顕吾)

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