「性的消費している」「街に溶け込んでいる」 バスの「萌えっ子」ラッピングに賛否【読者アンケート】

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   いわゆる「萌えイラスト」が描かれたラッピングバスに「なぜ公共交通機関にこのようなイラストを描くのか」という旨の批判がX(旧ツイッター)で書き込まれ、賛否両論となっている。

  • 沿岸バス公式X(@enganbus)より
    沿岸バス公式X(@enganbus)より
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ラッピングバスは10年以上前から運行

   話題となっているのは沿岸バス(北海道羽幌町)が運行する、オリジナルキャラクターを配したラッピングバス。公式サイトによると、2009年から「萌えっ子フリーきっぷ」として特典付き乗り放題きっぷにオリジナルキャラクターを採用している。キャラクターデザインは札幌市出身の漫画家・イラストレーターの佐倉はなつみ氏が担当。ラッピングバスは2013年から運行を開始し、公式Xによると計4台ある。

   Xでは、バスに描かれたキャラクターが、スクール水着の上にセーラー服のブラウスという服装をしていることから「女性や子どもを性的消費している」「こういう絵を公共の場に出すのは止めてほしい」などとする意見が寄せられている。ほかにも公式サイトのキャラクタープロフィールに「天売島(北海道羽幌町)をイメージしたキャラクターで、スクール水着&セーラー服、そして太ももが眩しい中学1年生です」などと記載されていることを指摘し、批判する声も上がっている。

   一方で、表現の自由を訴える声や、ラッピングバスは10年以上前から運行されており、地元住民には受け入れられているとする意見もある。「留萌地方ではもうすっかり街に溶け込んでおります」「過疎化や自家用車保有が進み、1987年に国鉄羽幌線が廃止になってからますます先細りする地域。そんな地域に何としてでも乗客や観光客を集めよう、知名度を上げようとした努力と知恵の結果だと思います」など同社の取り組みを支持するコメントも寄せられた。

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