「地味に感じるかもしれないが適任」 侍ジャパン新監督就任報道、井端弘和氏に高評価の声

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   野球日本代表・侍ジャパンの新監督に巨人や中日で活躍した井端弘和氏が就任することが濃厚となった。2023年9月25日までにスポーツ紙など各メディアが報じた。

   侍ジャパンは3月のWBC優勝に導いた栗山英樹前監督が、5月いっぱいで契約満了により退任。侍ジャパン強化委員会は次期監督の選定作業に入ったが、なかなか決まらず難航していた。

  • 2013年のWBCに出場した時の井端弘和氏(写真:AP/アフロ)
    2013年のWBCに出場した時の井端弘和氏(写真:AP/アフロ)
  • 2013年のWBCに出場した時の井端弘和氏(写真:AP/アフロ)

「選手とコミュニケーションを取る能力も高い」

   井端氏は13年の第3回WBCで代表メンバーに選出され、2次ラウンドの台湾戦で9回2死から起死回生の同点打を放ち、逆転勝利に大きく貢献した。現役引退後は稲葉篤紀監督の下でコーチを務め、19年から強化本部編成戦略担当も兼務。21年東京五輪では内野守備コーチで金メダル獲得に貢献した。現在は侍ジャパンU12の代表監督を務め、7月下旬に台湾で開催されたW杯に出場した。

   スポーツ紙記者は「何人かの有力候補に断られ、井端氏に監督を一本化されたと聞いています。地味に感じるかもしれないが適任の人選だと思います。侍ジャパンに様々な角度で携わり、国際試合の戦い方を熟知している。選手とコミュニケーションを取る能力も高く、攻守で精度の高い野球を志向することになるでしょう」と評価する。

   24年11月のプレミア12まで指揮するとみられ、連覇を目指す26年の第6回WBCの監督は未定となっている。国際試合で結果を残し続ければ、次のWBCで指揮をとる流れになるだろう。

   現役時代は荒木雅博氏(現中日1軍内野守備走塁コーチ)と「アライバコンビ」で鉄壁の二遊間を結成。中日の黄金時代の中心選手として活躍した。星野仙一氏、山田久志氏、落合博満氏、高木守道氏の下でプレーし、巨人に移籍後は原辰徳監督の下でチームの勝利に貢献した。名将たちから学んだ知識、経験を指導者としてどう生かすか。就任すれば、11月中旬に開催されるアジアプロ野球チャンピオンシップが初陣になる。井端ジャパンの船出が楽しみだ。(中町顕吾)

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