落語家の立川志らくさんが2023年9月24日、スレッズを更新し、ジャニーズ事務所所属のタレントを否定的に見る風潮に苦言を呈した。
立川さんは同日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、故ジャニー喜多川氏の性加害にまつわる様々な問題についてコメントを求められ、「ジャニー喜多川氏がやったことは許されることではない」とした上で
「(藤島)ジュリー(景子)さんも東山(紀之)さんも何となくは知ってたけど言えなかった。芸能界もメディアも何となく知ってたけど言えなかった。同罪じゃないか。ジャニーズは世間が叩きまくりますよ。我々同業者は今いる現役のタレントが今まで通りCMも契約できて冠番組持ててとできるように知恵を出し合う。芸能界がみんなでやってあげればいいのに、一緒になって叩いてどうするんだ」
と発言していた。
「商品には罪がない」「今まで通り流通出来る方法はないのか」
その後立川さんはスレッズで、
「会社のトップが不祥事を起こしたら当然社員にも被害が及ぶ。ジャニーズのタレントだけ罪がないというのはおかしいという論調が出てきた」と改めて言及し、「それに賛同する人が多いが、待てよ。タレントは社員じゃない。言ってみれば商品だ」と例え話とともに持論を展開した。
「美味しいパンでも、よく効く薬でもいい。愛用者が凄まじくいた。その企業のトップが不祥事を起こした。もうそのパンも薬も手に入らないのか!とファンは嘆いているわけだ。その商品で人生が救われた人も沢山いる。その商品が生き甲斐だという人もいる。だから商品には罪がないのだからこれらを今まで通り流通出来る方法はないのか、って事だ。スター達を商品に例えて申し訳ないがそう言えばわかってもらえるか」
その上で、芸能関係者はジャニーズ事務所のタレントを支援すべきだと提言する。
「我々落語家、芸人、タレントもどこかに属している商品だ。無力な商品ではあるが仲間を助けたいと声をあげているのです。叩くなではない。それより同業者は現役タレントに手を差し伸べてあげなよ。名称を変えても叩く奴は叩く。新名称〇〇(旧ジャニーズ)とか書いてまるでX(旧Twitter)みたいにしていじめるんだろ」