「クラブとしてお答えできることはございません」
横断幕の内容から、国際試合の場で、処理水問題を広くアピールする狙いがあるのではないかとみられている。 一方、国際サッカー連盟は、試合中などにスタジアムや周辺で政治的な主張を行うことを禁止しており、違反行為の可能性もあるとの指摘も出ている。
Jリーグのサイト情報によると、今回のACLでは、11月29日に埼玉で再び浦和レッズと武漢三鎮の試合が予定されている。ツイッター上では、今回のことから、何らかの対応が取られる可能性もあるのではないかとの見方も出ている。
武漢サポーターらのこうした行為について、浦和レッズや日本サッカー協会では、9月21日19時現在で、公式サイトなどで反応していないようだ。
日本サッカー協会の広報部は同日、J-CASTニュースの取材に対し、「お問い合わせいただいた内容が報道されていることは承知しておりますが、現地からの報告はなく現時点において詳細を把握することができません。また、埼玉で行われる試合運営に関するご質問は、ホームクラブの管轄となりますので、浦和レッズにお問い合わせいただければ幸いです」とコメントした。
浦和レッズの広報部は同日、取材に対し、埼玉での試合運営も含めて、「クラブとしてお答えできることはございません」とだけ述べた。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)