「うわさが流れて『しゃべれるぞ』と...」 やり投げ金・北口榛花、なぜチェコ語で取材を?実現秘話明かす

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チェコ語は「日本語よりちょっと感情が込めやすい」

   記者会見には、世界選手権の金メダルを首にかけ、DLのトロフィーを手に臨んだ。記者の質問に対して、チェコ語は「あんまり流ちょうではない」と謙遜する一方で、「日本語よりちょっと感情が込めやすい」と説明。チェコ語や英語は「あまりしゃべれない分、感情をしっかり乗せてしゃべるように心がけている」という。

   チェコのテレビ局も、これまでは「気を遣って」英語で質問していたが、「多分コーチか周りの人からか、たくさんうわさが流れて『しゃべれるぞ』という話を聞いたんだと思う」。インタビューの反響はチェコ国内でも大きく、チェコ陸連からもチェコ語動画の依頼があるほど。「少しでもチェコの皆さんとの距離も近くなれば」と笑顔を見せていた。

   チェコ語の基礎はオンライン講座で学んだが、その後はコーチと話したり、チームメイトやコーチの子どもの会話を聞いたりして実践。レストランで他のお客がオーダーする様子も良い教材で、「そういうのを全部頑張って耳をそばだてて聞いて、少しずつ会話はできるようになってきた」そうだ。課題は書き言葉で、「スペルが間違っていてコーチから訂正の文が送られてくる」。競技同様、チェコ語でも指導を仰いでいく考えだ。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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