日本ハム、2年連続最下位の危機 「新庄監督の去就」に注目集まる

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   日本ハムは、まだまだ発展途上のチームだ。2023年9月19日の西武戦(ベルーナドーム)で逆転負けを喫した。試合の主導権を握りながら、最後まで逃げ切れない。1点リードの6回に2番手・ロドリゲスが4安打4失点の乱調が大きく響いた。

  • 写真:アフロ
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球団も新庄監督の手腕を評価

   新庄監督就任2年目の今季は優勝を目指すことを宣言。だが、7月に39年ぶりの13連敗を喫してCS争いから脱落した。ツボにはまると強いが、その勢いが持続しない。負けが込むと歯止めが利かないため借金が積み重なってしまう。9月も6連敗を喫するなど4勝8敗と負け越し、現在は借金18で5位・西武と3ゲーム差の最下位に低迷している。

   明るい材料もある。万波中世が自己最多の23本塁打をマークし、アリエル・マルティネス、田中正義、郡司裕也ら他球団からの移籍組が活躍。チーム防御率3.07はリーグ3位で、投手陣も整備されてきている。

   2年連続最下位の危機だが、日本ハムファンから新庄監督に対する批判の声は少ない。

   スポーツ紙記者は、「就任した当時は主力選手が抜けて若手を育てながら勝つ事が求められる状況だった。1軍でキャリアのない選手たちは実戦経験を積まなければ一本立ちしない。一朝一夕で常勝軍団に生まれ変わるほど甘くはないですよ。球団も新庄監督の手腕を評価していますが、優勝を目指すことを誓った今季も低迷していることに責任を感じている部分はあると思う。続投は白紙の状況ですね」と語る。

   シーズンは残り12試合。選手からの人望が厚い指揮官はどのような決断を下すだろうか。(中町顕吾)

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