駅員がB'zの大ファン!?愛溢れるメッセージボードにSNS感激 「また来たいと思ってもらいたい」社員自ら考案

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「『素敵な思い出になった』と思っていただけるよう作成した」

   JR東海によると、掛川駅のさらなる魅力向上のため、「掛川に来てよかった、また来たいと思ってもらえる温かい雰囲気を駅でつくり出したい」と社員が自ら考えて企画し、18年に掛川市内で開かれた野外フェスで初めてメッセージボードを作った。

   以来、コンサートなどのイベントが行われたときにボードを掲示している。当初は、駅員ら5人で意見を出し合ってボードを作成し、その後は、営業担当者らが中心になった。イベントに合わせた内容を考え、ボードを見た客らに喜んでもらい、また駅に来たいと思ってもらえるよう、メッセージを考えたという。

   椎名林檎さんら人気ミュージシャンのコンサートのときが、最も反響が大きかった。「また掛川に来たい」「コンサート終わりに元気をもらった」などと客から声をかけられるほか、ボードの前で記念写真を撮る客も多く、ボードの写真がSNS上で次々に投稿された。こうしたことが駅員らの仕事へのやりがいにつながっているとしている。

   20年2月に行われたアイドルグループ「SKE48」のコンサート以降は、新型コロナウイルスの感染拡大でイベントが行われなくなり、いったんボード設置が中断したような状態になっていた。それが23年ごろから、イベントが復活し始めたため、ボード設置を再開したようだ。

   今回のボードについては、駅員にB'zの大ファンがいるのではないかと大きな話題になり、ツイッターにボードの写真が多数投稿されている。駅員らからのメッセージが素敵すぎる、気遣いがいいなどと、ファンからは概ね好評のようだ。

   掛川駅のメッセージボード設置について、JR東海の東京広報室は9月19日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように答えた。

「イベントに参加するお客様を掛川の街全体で歓迎し、イベントそのものだけでなく、その前後の移動や掛川にお越しいただいたことなどを『素敵な思い出になった』と思っていただけるよう、少しでも貢献できればという気持ちから、心を込めてボードを作成しました。今後も、すべてのお客様にとって、より安全で快適な駅を目指してまいります」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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