「大企業を辞めて失ったもの」立場が変わると人の対応も変わった
あるユーザーによる「大企業を辞めて失ったもの、得たもの」という投稿を皮切りに、実際に大企業から転職する道を選んだ人たちの声が集まった事例もあります。
「大企業を辞めて失ったもの」として、「結果を出さなくてももらえる給料、仕事できなくてもOKな雰囲気 、勉強時間も酒飲む時間も確保できる、定時帰りの日々、大企業の名前があったから仲良くしてくれた人達」とし、「辞めて得たもの」はただひとつ「将来に対するぼんやりとした不安」。最後に「中身がない転職はやめた方がいい」と結ばれています。
『大企業を辞めて失ったもの、得たもの』をまとめた物に様々な反応が集まる「なんだかんだ安定感って素晴らしい」「どこに重きを置くかですね」 - Togetter
投稿への反応としては「大企業を辞めて自分の無能さに気づいた」「今まで当たり前に受けていた恩恵がなくなるって想像以上につらい」と心情を打ち明ける声が複数寄せられました。「ローンなどの審査が厳しくなる」「60歳過ぎて年金をもらう時に大企業のありがたみをあらためて感じ入ると思います」など金銭面に関する言及も。また、「職場は結果出して当然、というギスギスした感じがあり、定時で帰る人は本社の人たちだとほとんどいない」と、会社によってはシビアな職場環境もあることがわかる声もありました。
大企業を辞め転職しようとする人に対しては「今の環境から逃げるのは止めないけど、会社の看板を失った後、自分にどれだけの価値があるか、冷静に予測してみて欲しい」「『会社の何に我慢でき、何に我慢できないのか』が大きいと感じました」と警鐘を鳴らす投稿もあり、自身が仕事において何を求めているのかを明らかにすることを勧めています。
このように大企業で働いた経験のある人の投稿を見ていると、恵まれた環境で働いているように見えていても、実際はさまざまな悩みや葛藤を抱えている人も少なくないことがわかります。また、どんな会社で働いていても、転職の際の考え方についてはそれほど差はないように思える部分もありました。皆さんはどのように感じるでしょうか。
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