岡田阪神「アレの次」の言葉めぐり大盛り上がり ソレ、アチラ、さらに...著名人もネットも続々参戦

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   「一応、今日で『アレ』はみんなで封印して」――プロ野球・阪神タイガースが18年ぶりにリーグ制覇を果たし、岡田彰布監督は2023年9月14日、試合後のインタビューでこう語った。

   優勝を指す隠語として、「アレ」の次に来るのはどんな言葉だろうか。

  • 岡田彰布監督(写真:Yonhap/アフロ)
    岡田彰布監督(写真:Yonhap/アフロ)
  • 阪神優勝で歓喜に沸く道頓堀
    阪神優勝で歓喜に沸く道頓堀
  • 阪神優勝で歓喜に沸く道頓堀
    阪神優勝で歓喜に沸く道頓堀
  • 岡田彰布監督(写真:Yonhap/アフロ)
  • 阪神優勝で歓喜に沸く道頓堀
  • 阪神優勝で歓喜に沸く道頓堀

監督自ら「優勝を皆で分かち合いたい」

   「アレ」は、岡田監督が「優勝」の代わりに用いる単語だ。オリックス・バファローズの監督を務めていた時、選手にプレッシャーをかけすぎないよう使い始めたと言われている。今季のスローガンも「A.R.E(アレ)」で、目的を指す「Aim」、尊敬を指す「Respect」、パワーアップを指す「Empower」を組み合わせた。

   阪神は2008年にも優勝のチャンスがあり、大いに盛り上がったが、大逆転の末に優勝を逃した苦い過去がある。このことから、ファンの間では「優勝」と題したニュースなどで盛り上がると、優勝を逃すといったジンクスのように受け止められている。

   これがファンの間にも浸透し、「阪神がアレしたらやっぱり嬉しい」「今年こそアレする?」といった形で使われている。ニュースでも「『巨人』に勝てばアレ!」「『アレ』目前」といった見出しが並んだ。

   優勝後、岡田監督は「まさかここまで浸透するとは思わなかった」と振り返っている。「優勝」という言葉を封じた監督自ら「優勝を皆で分かち合いたい」と口にし、球場では歓声が沸き上がった。岡田監督は「『アレ』を決めたのは優勝までだったので、日本一は決めてないんですよ、言葉を」として、日本一を目指すに当たり「アレ」に代わるよい言葉があったら「教えてほしい」と呼びかけた。

   昨季まで阪神に在籍した米大リーグ・オリオールズの藤浪晋太郎投手は、インスタグラムのストーリー機能で、岡田監督の写真を添えながら「『アレ』の次は『ソレ』よ。おーん」と提案した。

   お笑いタレント・陣内智則さんやお笑いコンビ「ますだおかだ」増田英彦さんは、日本一を「アチラ」と呼んでいる。増田さんは14日、「ゴゴスマ~GO GO!smile~」(CBC・TBS系)に電話出演し、22年末に岡田監督から直接聞いたなどと説明している。

   落語家の笑福亭鶴瓶さんは、インスタグラムで阪神戦について言及し、「次はあっこ目指して頑張ってください」と述べていた。

   SNSでは「次はソレで日本一!」「アレ以上のものは出てこないからもう一つのアレでいいよ」などの声もあった。今後、阪神ファンは次の悲願「日本一」を何と呼ぶのか。

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