巨人が阪神に3連敗で屈辱の胴上げ 「CS進出も危うい」「スーパースターをそろえたから勝てる時代ではない」

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   敵地・甲子園で胴上げを見る屈辱だ。巨人が2023年9月14日の阪神戦(甲子園)で3-4と敗れた。球団史上初の同一カード3戦連続完封負けの屈辱を免れたが、1点差負けというスコア以上に力の差を感じさせられた。今季の阪神との対戦成績は5勝17敗1分。甲子園は2勝9敗と大きく負け越している。

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今年の結果は必然

   スポーツ紙記者は、「巨人と阪神は野球の質が違う。阪神は1点を取る、1点を防ぐプレーが徹底しているが、巨人はその精度が低い。進塁打や犠飛など走者を進められず拙攻で好機をつぶす場面が目立ったし、投手陣も救援が崩れる傾向を改善できていない。スーパースターをそろえたから勝てる時代ではない。今の不安定な戦いぶりだとCS進出も危うい」と懸念を口にする。

   チーム本塁打数を見ると、阪神の71本塁打に対し、巨人は2倍以上となる152本塁打をマークしているが、総得点は486得点で阪神の504得点を下回る。本塁打攻勢による大量得点で圧勝する試合は続かない。一線級の投手と対戦すると機動力で揺さぶったり、少ない安打で得点を奪う野球に長けていないため、本塁が遠い。投手陣も阪神がリーグトップのチーム防御率2.61に対して、巨人はリーグ5位の3.57と見劣りする。直接対決で圧倒された今年の結果は必然と言える。

   3年連続V逸が決まり、借金1で3位・DeNAと2.5ゲーム差に広がった。シーズンは14試合しか残っていないため、逆転でのCS進出に向けて1つも落とせない試合が続く。意地を見せられるか。(中町顕吾)

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