プロ野球・阪神タイガースが18年ぶりのセ・リーグ制覇を達成するのを目前に、一部ファンの騒ぎに備え、地元の大阪・道頓堀のコンビニも臨戦態勢に入っている。
「当店は阪神タイガースのアレが決定次第、従業員の安全の為臨時休業致します」。道頓堀のコンビニでは、店の入り口ドアに、店主からとしてこんな貼り紙が出されていたと、2023年9月12日にツイッター(X)で写真の投稿があった。
「貼り紙は、現在は剥がしている」とアルバイト店員は当惑
貼り紙では、続いて、「営業再開時間は未定です」と告げられていた。
阪神は、03年にリーグ優勝を果たした際には、道頓堀の戎橋から約5000人が川に飛び込み、1人が死亡したと報じられている。今回も、不測の事態が予想されるため、大阪府の吉村洋文知事は12日、「阪神がアレでソノ日が来ても、道頓堀川には飛び込まないで下さい」とツイッターで呼びかけたほどだ。
大阪府警も、飛び込みなどに警戒しており、阪神優勝の際は、戎橋両端のスロープを通行止めにするほか、橋の周辺にある遊歩道への立ち入りも規制すると報じられている。
周辺の商店街でも、警戒感が広がっているようで、あるカプセルホテルは14日、道頓堀に飛び込んだ客の入館を断ると発表した。
前出のコンビニも、騒ぎに備えて貼り紙を出したようだが、どんな危険な事態を想定しているのだろうか。
このコンビニに9月14日、J-CASTニュースが取材すると、アルバイト店員が対応し、「貼り紙は、現在は剥がしており、店主がいないので分かりかねます」と当惑した様子で話した。