阪神を支える「陰のMVP」とは 近本、村上、大竹らだけじゃない縁の下の力持ち「攻守のキーマン」

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   2023年9月に入って破竹の10連勝とリーグ優勝に向けて突っ走る阪神。2位・広島が6連敗と失速したため、マジック1に。きょう14日の巨人戦(甲子園)で勝つか、広島がヤクルトに負ければ球団史上最速でのリーグ優勝が決まる。

  • 阪神甲子園球場
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「縁の下の力持ち」として貢献度が高い選手

   首位を独走する阪神だが、個人成績で突出した選手がいるわけではない。だが、タイトルホルダーがMVPの有力候補になることは間違いないだろう。大卒3年目で10勝5敗、防御率1.76と大ブレークして最優秀防御率を狙える村上頌樹、リードオフマンとしてリーグトップの26盗塁をマークしている近本光司、現役ドラフトでソフトバンクから移籍して10勝2敗、防御率2.17の大活躍を見せている大竹耕太郎、セットアッパーから抑えに回り、55試合登板で3勝2敗31セーブ12ホールド、防御率1.23と安定している岩崎優の名前が挙がる。

   その中で、「縁の下の力持ち」として貢献度が高い選手が木浪聖也だ。昨季は41試合出場にとどまるなど伸び悩んでいたが、今季は中野拓夢が遊撃から二塁にコンバートされたことでレギュラー奪取のチャンスが巡ってきた。小幡竜平とのレギュラー争いを制し、116試合出場で打率.282をマーク。遊撃で起用された当初は強肩を誇る守備力が評価されていたが、打撃でも期待以上の活躍を見せている。

「木浪が下位打線でチャンスメークすることで切れ目のない打線になり、得点力が一気に上がった。遊撃でも再三の好守でチームを救ってきましたし、陰のMVPと言っていい活躍だと思います。CS、日本シリーズに向けても攻守のキーマンになることは間違いないでしょう」(スポーツ紙デスク)

   シーズン前に懸案材料だった遊撃のピースに木浪がピタリとはまった。岡田野球を象徴する選手と言えるだろう。(中町顕吾)

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