AV監督の村西とおる氏が2023年9月12日までに、X(ツイッター)のメイン・サブの両アカウントで、ジャニーズ事務所および藤島ジュリー景子前社長に向け、故ジャニー喜多川氏の性加害に対する被害者への早急な補償を求めた。
「沈む船もろとも、自らのタレント人生も終わることに」
村西氏は9日にも、喜多川氏の性加害問題をめぐり報道・情報番組「情報7daysニュースキャスター」(TBS系)にVTR出演し話題を呼んでいた。
村西氏は35年前、ジャニーズの人気グループ「フォーリーブス」のメンバーだった故・北公次さんの性被害告発映像を撮影したという。
当時のことを「あの時にみんなね、これは大きな問題だと騒いでいれば、あれ以降の何百人、何千人の被害者は出ていない」と振り返り、「ジュリー景子さんが公ちゃんのお墓に行って、『申し訳ございません』と(謝罪して欲しい)。しかるべき弁済金、補償金を支払いしてくれる姿を夢見ています」と語っていた。
村西氏は10日、ジャニーズ事務所に所属するタレントに向け「ジャニーズのタレントは、心あるなら事務所に『被害者に対する具体的救済が行われるまでは仕事をしない』ことを伝えるべき」と訴えた。
「そうした配慮と被害者への思い遣りがあってこそ、多くのファンの支持を得ることができる。事務所の言いなりになっていたら、沈む船もろとも、自らのタレント人生も終わることに」
新社長に就任する東山紀之氏に対しては、「東山新社長の仕事は、顔を世間に晒し名乗りを上げた性被害の犠牲者たちに、一日も早く然るべき賠償金を、巨額の資産の中から払うよう、ジュリー景子代表を説得すること、に尽きる。このままではジャニーズの船はただ沈みゆく運命にあることを、熱く語って伝えよ」としている。
「性加害の被害者に満足な補償をせず『人の噂も75日』の時間稼ぎをしているジュリー景子代表を許すな」
村西氏が特に怒りを滲ませているのは、故メリー喜多川氏の娘でジャニーズ事務所前社長の藤島氏だ。
「ジュリー景子代表にタレントへの愛着はない。このまま事務所が潰れても腐るほどの金を持ち、悠々自適の生活を送れるのだから。本当にタレントを愛しているなら、早急に賠償金を支払い、タレントがCMの仕事や未来を奪われるのを防ぐ筈。所詮、色魔の叔父に嬉々として身を委ねた夜鷹小僧と馬鹿にしている」と投稿。
騒動をめぐる藤島氏の対応について「数知れぬほどの性加害を受けた犠牲者の上に、ジャニーズ事務所の富は築かれた。ジャニー喜多川氏とメリー氏の全ての遺産を引き継いだジュリー景子代表は、罪を償う誠意あらば、全遺産を被害者救済に差し出すべき。そうした良心もないクセによくも会見で『タレントは悪くない』の猿芝居を演じたもの」と痛烈に批判した。
ジャニーズファンに向けては、「ジャニーズファンは立ち上がれ」と呼びかけた。
「己の利益保全ばかり考え、性加害の被害者に満足な補償をせず『人の噂も75日』の時間稼ぎをしているジュリー景子代表を許すな」と激怒し、「やがてCM企業やTV局も社内規定に照らしコンプラ違反の疑いのある事務所のタレントを起用できなくなる。タレントの未来を守るために立ち上がれ」
ジャニーズ事務所は13日、第三者による被害者救済委員会と補償受付窓口の設置を発表した。「被害者の皆様に公平かつ適正な金銭補償を実施するため、被害者救済委員会に、被害者の皆様からの申告内容を検討して補償金額を判断することを一任いたします」としている。
ジャニーズのタレントは、心あるなら事務所に「被害者に対する具体的救済が行われるまでは仕事をしない」ことを伝えるべき。そうした配慮と被害者への思い遣りがあってこそ、多くのファンの支持を得ることができる。事務所の言いなりになっていたら、沈む船もろとも、自らのタレント人生も終わることに
— 村西とおる_サブアカウント (@MuranishiToru_2) September 10, 2023